劇場公開にあわせて、
映画のポスター、チラシのデザインもゆっくり、ゆっくり進んでいる。
デザイナーは市川千鶴子さん。
ヨーロッパ映画の個性的なポスターを数々手がけてきた方だ。
去年は、ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」のポスターも手がけ、
その出来栄えがとても素晴らしいと思った。
「六ヶ所村ラプソディー」のスタッフを通じて紹介していただいた。
市川さんは今頃きっと、試行錯誤をしていることだと思う。
これは、市川さんからのメッセージ。
映画、拝見しました。
お送りいただいたCoccoのコラムを読み、
監督のブログで次々と寄せられる反響のメールと
それに応える監督の言葉を読み、そして考えています。
ゆっくりとやわらかな語り口調に聞き入ってしまいました。
そしてその言葉がひしひしと胸の奥まで響いています。
彼女たちが体験したことが、手に取るようにわかり、
その状況を想像し、戦争がどれだけ怖く悲惨なものなのか、
この年になって初めて実感した気がしています。
今まで知った気になっていたことが、
なんと上辺だけのことだったか。
ブログのメールにもありましたが、誰かの演出も脚色もない
体験者の言葉は、とても貴重で力がありました。
想像以上ですっかりやられています。
辛い記憶をかかえたまま今まで生きてきたことの強さに
裏打ちされた彼女たちの言葉と笑顔は本物でした。
本当にスドンと伝わってきています。
長い時間をかけ丁寧に作ってきた監督にも敬服です。
監督から、ビジュアル案をメールいただきました。
キャッチフレーズ案はとても良いと思います。
私が気になっているのは、監督がブログで使っていた
「ひめゆりの風 Coccoの風」の「風」という言葉。
ひめゆりの方々だけでなく
沖縄の大地と空と海も戦争の証言者ではないか。
海岸の岩の間を、皆の想いのこもった風が、
今も吹いているのではないか。
Coccoの言う「スカートの裾にふく風=ひめゆりの風」だとしたら
その風はとてもやさしい生きる人を励ますような風なのではないか。
風が表現できるといいな、と考えています。
あと、沖縄の空や海は特別の色なので、
その鮮やかさを出したいです。
12月末までには、ビジュアルのイメージが固まるはずだ。
年明け早々には印刷に出し、
2月から予定しているプレス試写(マスコミ向けの試写)に備える。
また最初に公開する沖縄の桜坂劇場にも、
1月末か2月初旬にポスターを置けると思う。