連日激務が続いている。
裏方で見えにくいのだが、
プロデューサーの大兼久(おおがねく・沖縄出身)も
一人でも多くの方々に観てもらおうと
寝る時間もなく全力投球中だ。
ボランティアで協力してくださる方々が何人かいて
本当に助かっている。
そんなところへ、ひめゆり学徒の生存者、
本村つるさんから、この映画に寄せてメッセージが届いた。
前に、「ひめゆり学徒生存者の“学級委員長”のような人」とご紹介した方だ。
その一部を紹介させていただきたい。
「戦後、ひめゆりを題材に小説や映画が数多く世の中に出ましたが、
ほとんどがフィクションであり、
私たちはそれらが出る度に落胆し憤慨しました。
この映画は、生き残った者の真実の叫びであり、
亡くなった友への心の奥底からの鎮魂の思いを綴ったものです。
生存者はほとんどが80歳を越えました。
いつかは消えてなくなります。
でも何年たってもこの映画は、ひめゆりの記憶を
後世に確かに語り継ぐ大事な財産になるだろうと、確信しています。」
(ひめゆり学徒生存者・本村つる)
原稿用紙7枚におよぶメッセージを読ませていただき、
この映画がひめゆりの戦後の歩みの中で
どういう位置にあるのかを改めて理解した。
戦後、長く語れない日々がつづいたこと。
資料館建設を機会に、互いの戦争体験を知るように
なっていったこと。
全貌を語るには2時間では足りないこと。
映画が完成した今、ひめゆりの皆さんが
ひそかに願い始めた「超長編」の作成・・・。
僕も決意を新たにした。
この映画は未来へのひとつのプロセスにすぎず、
これで終わりではないことを。