川口君の次は、一気に年齢が上がって
僕の2歳年下となります。
録音の吉野奈保子さんのコメントです。
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「友の死」という心の痛みとともに、周囲から「生き残り」といわれることの辛さを抱えてきた「ひめゆり」の女性たちが、覚悟を決めてカメラの前に立ってくださった。戦争から数十年がたち、齢を重ねていくなかで、「今、私たちが伝えるしかない」と思い定めて。いざ、重く閉ざしていた心が解き放たれると、言葉は次から次へとあふれ出す。その録音をまかされた私は、次の日も、また次の日も「ひめゆり」の一人ひとりにマイクを向けていた。あるときは暗いガマ(洞窟)の中で。あるときは海岸のアダンの茂みで。私たちは「聞く」というよりも、ただあふれ出てくる言葉を浴び続けていた。
よしの・なおこ 1965年生まれ。出版社勤務の後、民族文化映像研究所所員となり、記録映画製作に携わる。現在、NPO法人樹木・環境ネットワーク協会のスタッフとして、森の“聞き書き甲子園”プロジェクトを担当。