初めての富山での自主上映会。
上映後、実行委員の人たちと夕食を取りながら懇談。
地域をいきいきとさせるために、いかに多くの人たちが目に見えない
努力をしているかを感じた。
富山港に近い岩瀬で喫茶店を営む西宮正直さん。
山田洋二監督の大ファンで、
「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」の誘致なども尽力した人。
喫茶店の入口には、寅さんの大きな絵がかかげられ、
「おーい 幸福かい・・・」
と寅さんが語りかけている。
富山実行委員会の打合せは、この喫茶店で行われてきたという。
西宮さんは言った。
「上映会のようなことは、人間どうしの信頼関係がないとできない。
途中で、切ない思いをたくさんする。
切ない思いを参納さん(委員長)に言わないで、
自分の胸のうちに留められる信頼関係。
子供たち、中学生たちにもっと参加してもらいたかったし、
現場の先生方が管理職との間で、歯ぎしりをしながらやってきた。
そういう苦労も胸にしまい、
潤滑油となっていく・・・。」
「顔で笑って心で泣いて」という寅さんを
地で行っているような人だった。
富山では、「ズコイキリ」という言葉を教えられた。
跳ね上がり者、生意気、頭がかっかしているが、
先見性を人一倍持っていて、
自分の信じた道をどんどん突き進む人のことだ。
富山では、たくさんの「ズコイキリ」に会い、
人間の強さをたっぷり教えられたのだった。