看護師志願
きょうのポレポレでの出会いから。
お名前はわからないけど、看護師になる勉強をしているという若い方に出会った。
10年ほど前、高校生のときに、沖縄に修学旅行に行ったのだという。
ひめゆりの生存者の話を聞くことになったが、
そのとき、うっかり眠ってしまった。
友人たちから「こんな大事な話なのに眠って」と言われた。
ひめゆりのことが心の中の傷となってしまったという。
学校を卒業し、就職もしたが、
高校時代にひめゆりで眠ってしまった後悔を払拭するため
思い切って退職し、
今は、ひめゆり学徒たちと同じ、看護活動への道を進もうと
看護学校に通っているという。
彼女のひたむきさに、僕も心打たれた。
自分の中の暗い部分を乗り越え、前向きに進もうとする力・・・。
改めて、中学・高校時代って、ほんとうに多感なんだと思い知った。
ちょっとしたことが、心のしこりとなるんだ。
ひめゆりのおばちゃんたちも、あの戦場体験をしたのは
現在の中3から高3ぐらいのときだ。
ひりひりするぐらい、多感な思春期のなかでの体験だった。
「恨み節」もない話。
傷を負いながら、希望を抱きつづける力。
慈愛に満ちた表情。
きょう出会った看護師志願の方と、
ひめゆりのおばちゃんたちの若き日の姿が
僕には重なって見えた。
近い将来病院で働いている、輝くような彼女の姿が
目に浮かぶようだ。