« 2007年10月 | メイン | 2007年12月 »

2007年11月 アーカイブ

2007年11月12日

愛媛の女性たち

「けっして私たちが愛媛の女性の典型だとは思わないで」と
何度も念を押された。
積極的で前向き、批判を恐れず前身する女性たちばかりに出会ったのだが、
愛媛ではこういうタイプは「珍種(珍獣?)」なのだという。


一昨日から、愛媛・松山市での劇場公開が始まった。
今年6月、ひとりの女性、Wさんから「ぜひ、『ひめゆり』を松山でみたい」と、
連絡があったのが、ことの始まりだった。
Watanabeさんは、当初は自主上映会を考えていたようだが、
「自主上映会だけではもったいない、多くの人がみれるよう劇場公開をしたい」と
地元のシネマ・ルナティック湊町に働きかけてくれたのだ。
350枚のチケットを売る、ということを条件に、劇場側も受け入れてくれた。


「石橋を叩かずに渡る」ことがモットーという猪年生まれのWさん。
  (「橋から落ちても、落ちたことすら気づかない」という・・・)
だんだんと輪が広がって行った。
松山で公開されることを知った若きMamikoさんが共鳴し、
各所にチラシを配ってくれたほか、
FM愛媛に働きかけてくれた。
FM愛媛で毎週沖縄のことを特集している番組があることを知ったMamikoさんは、
番組パーソナリティを務めるポン川村氏を訪問、意気投合し夜中2時まで飲んだという。
 (FM愛媛での放送については、こちら)。


11月10日、松山公開の初日、劇場近くの喫茶店で、「監督を囲む交流会」を持った。
夜には松山市内の琉球料理屋「めんそーれ」で二次会、
ポン川村さんの経営するBarで三次会、
Mamikoさんのお父さんの経営するJazzBarで四次会。
翌日の夕方にもまた集っての五次会・・・。
輪がつぎつぎと広がった。


(飲んでたばかりではありません・・・・。
 老若男女、ほとんど初対面の人ばかりなのに、よく打ち解けました・・・・)


今週末には、広島で「ひめゆり」上映実現に向けて尽力してくた方々が反省会(打上げ)を開くのだが、
松山からも「珍種(珍獣?)」たちが、瀬戸内海を渡って参加しようということになった。


想いを持った人たちが少しずつ繋がって行く、
孤立をしないで繋がって行く、
『ひめゆり』がそんなきっかけになれたとしたら、幸甚極まりない。

2007年11月14日

愛媛の「珍獣」たち(?)の声から

愛媛・松山から送られてきたメールの数々。
映画を観てくだる方の思いがみな深く、ここで上映できていることが本当にうれしい。
自称「珍獣たち」から寄せられた声が、僕の胸に響き続けている。


山村の暮らしを大切にする国家公務員のプラズマさん。

    監督は「観客一人ひとりが脚本家となる映画」と言いました。
    今までに見た戦争映画とは違います。
    きっとあなただけの映画になる。これからを生きる上できっと役に立つ。

    監督はまた「希望の映画」と言いました。
    多くの人に観て欲しい。出来るなら、観た人と話したい。
    この映画は人を素直にします。人と人を繋ぎます。未来を拓く希望の映画です。

    柴田監督の「僕も流れ者だ」という言葉が、個人的には何だかとても心強く響きました。
    流れ者でも何か出来る、やった人が目の前にいるじゃん!
    そんな感じなのかな(笑)
    「早く」でなくて構わないから、死ぬまでに何とか私にも
    「仕事」をさせて欲しい。それが願いです。


ウクレレ奏者のウカレレさん。ついに三線も買ったという。

    僕が楽曲を作る上で大変勉強になりました。
    あの構成を是非とも「キャベツ」の歌に取り入れたいと思います。


まみこさんは、2週間前は 「私を含む松山の人の多くは保守的なので、
何かを始めることや、みんなで何かをしようとする時、呼びかけても
反応が無いこともたくさん」
とメールをくれていたが・・・

    Meguちゃんから「愛媛ひめゆり珍獣会です!」ってメールが来ました。
    珍獣~!・・・保守的だと想ってるのに、可笑しいですね。


日本の睡眠障害研究をリードする医師なばんさん。

    生きる勇気とPOWERを貰いました・・・明日の希望を貰いました。
    何か・・・自分が抱え込んでいる・・・譲れないものへの執着心とか
    ちっぽけな自尊心とか守るべきPRIDEとか・・・なんか馬鹿馬鹿しくなっちゃいました。
    もっとおおらかに自分の仕事や自分の生き方を考えて行こうと思いました。
    自分が譲れないって思ったものが・・・やけにちっぽけに見えました。
    22人のひめゆり達は、誰も言葉で言ってなかったけど・・・
    多分心でこうゆウンじゃないかな~『ナンクルナイサ~』
    めちゃめちゃ・・・深い・・・『ナンクルナイサ~』だったな。


そして、上映にこぎつける運動を始めてくれた「石橋を叩かずに渡る」Wさん。

    愛媛を代表する(?)女性ではありませんが、とにかく元気な女性たちに
    きっとお疲れが増したのではと思っています。
    私は未だ観ていません。でも、頭の中は「ひめゆり」が渦巻いています。
    もちろん上映を成功させることもひとつなのですが、
    「ひめゆり」のオバアたちと柴田監督の想いが私の神経を落ち着かせないのです。


Wさんは、みなのために動き回り、まだ観れていないんだ!!
シネマルナティック湊町の上映情報は、こちら
ぜひ足を運んでください。

2007年11月17日

福山・広島・周防大島へ

15日は広島県福山市で上映会があった。
広島で長く映画普及活動をしてきた方々が企画しての自主上映会。
「平日で果たしてお客さんがいるのだろうか」と出かけたところ、
びっくりするぐらい大勢の観客だった。
映画を大切にする人たちが地元で長い時間かけて築いてきた
ネットワークの力が核となりながら、
沖縄県人会やCoccoさんのファンの方々などが集まっての
素敵な上映会だった。


福山上映の打上げに、岡山からエッセイストの森下美加子さんも駆けつけてくれた。
森下さんは、宮本亜門さんを通して『ひめゆり』を知り、
岡山シネマクレールでの公開に先立って、ラジオ等でこの映画の紹介に努めてくださった。
森下さんが「岡山は良いものを良いと見抜く力のある土地です」と
おっしゃっていたことが心に残った。


16日は、昼間オフタイムができたので、山口県の周防大島へ出かけた。
尊敬する民俗学者・宮本常一さんの故郷で、
いつか行ってみたいと思っていた島だった。

周防大島にて

16日夜、広島駅近くの沖縄料理店で、
広島劇場公開(9/1-10/5於横川シネマ)に協力していただいた人たちが集まって感謝会。
20人ほどが席を共にした。
広島で被爆者の声の聞き取り活動をしている方々、広島と沖縄を結ぶ活動をしてきた方々、
沖縄県人会の方々、音楽家、主婦、教員、映画人、ジャーナリスト・・・。
愛媛・松山からも2人の若い人が参加した。
座の中心は、『ひめゆり』広島公開を劇場=横川シネマに働きかけ、
多くの人々の心を繋いでくれたちぴぴさん。
「Cocco好きの肝っ玉おかあちゃんです」と言って去年11月に電話をくれたちぴぴさん。
身長150センチ、細見の身体のどこからエネルギーが出たのだろう。
これほどの人々を結びつけてしまったのだ。
沖縄復帰前から開店しているという小さな店には、夜更けまで、ギターや三線の音が響いた。

2007年11月19日

愛媛 三線ライブ付き上映のご案内

愛媛・シネマルナティック湊町での上映の前後に、
松山出身の三線の名手、嶋本慶さんによる三線ライブが
以下の予定で行われることになった。


    19日 昼 & 夕
    20日 昼 & 夕
    21日 昼 & 夕
    22日 昼
    23日 昼 & 夕

    ※昼の回は13:15から、夕方の回は18:30から。


「ナークニー」、「屋嘉節」、そして「糸満姐小」など
沖縄の心を伝える名曲を、トーク付きで奏でてくれるという。


また、今朝の愛媛新聞(18面)に、インタビュー記事が掲載されているとのこと。


以上、松山のまみこさんからの緊急連絡でした。
詳しくは、シネマルナティック湊町まで。TEL : 089-933-9240

2007年11月20日

明日からフィンランドへ

明日からフィンランドへ行く。
昨年、1年にわたる取材でお世話になった方々に、お礼を申し上げるための旅だ。
完成したばかりの英語版も持って行く。
できることなら、このテーマ、今後もっと取材を深めていきたい。
28日帰国の予定。


 ― ※ ~ ○ ― ※ ~ ○ ― ※ ~ ○ ― ※ ~ ○ ― ※ ~ ○


2つのイベントのご案内。


①Coccoさん 写真展「想い事。」
   日程:2007年11月21日(水) ~ 12月3日(月)
       10:30 ~ 18:30(火曜定休、最終日16:00終了)
   会場:ペンタックスフォーラム
       〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1
       新宿センタービルMB(中地下1階) ペンタックス スクエア内
   入場料:無料


②宮本亜門さん、新作ミュージカル 「テイクフライト」
    2007年11月24日(土)~12月9日(日)
    会場 東京国際フォーラム ホールC
    http://www.puerta-ds.com/amon/frame.htm

2007年11月29日

帰国

フィンランドから帰国した。
『フィンランド・森・妖精との対話』の英語版を
お世話になった方々と一緒に見た。
みなとっても喜んでくれ、その喜びの表情に触れ、
この番組を作ってよかったなぁとようやく安心することができた。


特にフルンサルミという小さな市の市長さんが、
「狩猟の文化をきちんと扱ってくれたことが嬉しい、
生命のバランスについてよく表現してくれている」と興奮し、
Kainuun Sanomata という新聞社の記者を呼んで急遽記者会見を設定してくれた。
これを通してフィンランドの人たちに広く
感謝の気持ちを伝えることができたので、
本当によかったと思う。


この番組をもとにさらに取材を深め、
いつか映画として公開できたらいいなぁ。


また、これまでフィンランドの皆さんにお世話になってきた。
今度は、フィンランドの人のために僕が何をできるかを考えたい。

About 2007年11月

2007年11月にブログ「大道映画人」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年10月です。

次のアーカイブは2007年12月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。