きょう、明日とまた沖縄へ。
沖縄戦の体験を子供たちにも伝えられるよう
ひめゆりをテーマにしたアニメ制作を
ひめゆり平和祈念資料館から相談され
1年以上前から計画を練っている。
20年たっても、30年たっても色あせないアニメ作品、
そして沖縄戦を体験したおばちゃんたちにも納得してもらえるアニメ作品を
果たして作れるのか、作るとしたらどうすればよいのか。
いろいろな人に会い、また調査を重ねてきた結果、
アニメの原画作者を、学生を含む一般から広く公募しようと思い定めた。
計画の最終的な詰めのための打合せに行く。
マッドハウスの丸山正雄さんらにも選考委員に加わっていただく。
丸山さんは、『はだしのゲン』『アンネの日記』といった戦争に向き合った作品のほか、
『千年女優』『茄子 アンダルシアの夏』『東京ゴッドファーザーズ』『時をかける少女』など
すぐれた劇場公開アニメ作品を手がけてきた大プロデューサーだ。
「ドキュメンタリー映画『ひめゆり』にかなうアニメは作れない」と丸山さんはおっしゃたが、
僕は、ドキュメンタリーとは違った次元の、既存の発想にはないアニメを模索したいと伝えた。
「新しい発想で力強い作品を描いてくれる作家を探し出し、生み出すのは
宝くじを買うような、万に一つしかない可能性を求めるようなものだが、
引かないよりは引いた方がいいでしょう」
との丸山さんの言葉を背中に聞きながら、まもなく飛び立つ。