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札幌のみずえさんからの便り

嬉しい便りが届いた。
きょうは札幌のみずえさん(26)からのメールを紹介したい。
短く要約しようとも考えたけど、
そのまま掲載した方が、彼女の気持ちの深化、今の立ち位置が
よく伝わるだろうなぁと思い直した。

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    初めてメールを送らせていただいたのは、もう1年以上前になります。
    ご丁寧なお返事をどうもありがとうございました。

    9月15日、苫小牧のシネマ・トーラスにて“ひめゆり”を観ました。
    観客は私を含め3名でした。
    絶対に、無責任な涙を流すまいと決めていました。

    上映が開始され、おばぁたちの証言が次々に流れ...
    私は、その場でゆったりと椅子に腰掛けてその映像を観ているのが
    申し訳なくなりました。
    正座して、向き合うべき内容だと思いました。
    どんな些細な表情の変化も見逃さないよう、
    どんな言葉もどんな声も聞き逃さないよう
    スクリーンを睨み付けるように瞬きも忘れて観ていました。
    微動だにできなかったです。
    恐らく米軍機なのでしょうか...
    爆音も聞こえました。
    何もわかっちゃいない私が、簡単に涙を流しちゃいけない。
    そう思っていたけれど、やっぱり涙は溢れてきました。

    私は、まだまだ何もわかっていません。
    簡単に踏み入れてはいけないような気もします。
    だけど、知らなければいけない。
    そう思いました。
    強く、思いました。

    映画館に入ったとき、ブログにお名前が挙がっていた
    代表の堀岡さんだったのでしょうか...
    『何処から来たの?』
    と話しかけてくださいました。
    『この映画は若い人達に観て欲しい。辛過ぎる内容だけど...』
    とも仰っていました。

    そして、監督のブログにて沖縄戦に北海道民が深く関わっていたことを
    初めて知りました。
    今まで、ひめゆりのことや沖縄戦のことについて
    もっともっと知りたい、知らなきゃいけない、
    そして繋げていけなきゃいけないと思っていました。
    でも、それと同時に自分は生まれ育った北海道が抱える問題や
    北海道と戦争の関わりなど何も知ってはいないのに
    それを差し置いて沖縄のことばかりに捕われている自分にも気付いていました。
    単なる自己満足なんじゃないか。
    私が大好きなCoccoの故郷で、Coccoがひめゆりについて深く語っているから。
    だからじゃないのか。
    Coccoが言うことだから関心を持っただけじゃないのか...
    Coccoがこんなにも関わっていなければ、
    私はこの事実に見向きもしなかったんじゃないか。
    沖縄が抱える問題についても、興味を示そうともしなかったんじゃないか。
    そんな想いがずっと何処かにありました。

    だけど、繋がっていたんですね。
    日本で一番離れている北海道と沖縄が、こんなに密接な関係にあったとは...

    基地建設の問題やジュゴン絶滅の危機など、
    一刻を争う問題が沖縄には沢山あると思います。
    私には何ができるのかわからないけど、
    もし何かができるのなら声を上げ続けたいです。
    そして、沖縄だけではなく自分の故郷である北海道を、
    まずは知らなければいけないと思いました。
    そこで初めて、沖縄をもっともっと身近に感じられると思うし
    誠実に向き合うことができるのではないかと思います。

    映画“ひめゆり”から若干話が逸れてしまいましたが
    こうして行動し、発信し続けてくださっていることにとても感謝しています。
    どうもありがとうございます。
    札幌での上映も決まったんですね。
    また観に行きたいと思います。
    苫小牧で上映されるということを知って、実際に自分で観に行って
    周りの方たちに呼びかけることもしてみました。
    だけど、『戦争ものは怖い』という方もいました。
    まずはそこを突破しなければいけないと思います。
    札幌で上映される際には、また呼びかけてみようと思います。
    少しでも多くの人に、事実を知ってもらえるように。
    事実を知る勇気を持ってもらえるように。
    微力ながら、お手伝いさせていただきたいと思っています。

    おばぁたちの、“忘れない強さと前へ進む勇気”。
    Coccoの言葉を借りてしまいますが、
    それを私たちが繋げていかなければと思っています。

    長くなってしまいましたが、これが今の私の気持ちです。
    読んでいただき、ありがとうございました。

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2007年12月17日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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