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2008年2月 アーカイブ

2008年2月 6日

キネマ旬報表彰式へ

『ひめゆり』が、キネマ旬報ベストテンの文化映画部門で第1位となり、
きのう表彰式があった。
僕は一週間ほどNHKの仕事でロシアに行っており、きのうの昼にアエロフロートで帰国。
急いで家に帰り着替えてから駆けつけた。
髪の毛バサバサ、Gパンもよろよろだったが、ま、いいや!!


この受賞は、何よりも、映画を観てくださる方の想像力の力の賜物だと思う。
『ひめゆり』は、ご覧になった方はわかると思うが、
ナレーションもなければ、効果的な音楽もない。
観る人ひとりひとりが、おばちゃんたちの言葉をどのように受け止めるかを自省し、
みずからシナリオを作りながら、進んでいく。
たっぷりと時間をとった間合い、その中で、ひとりひとりが自らのストーリーを紡ぎ、
ひとりひとりが「監督」となるのだ。


審査員のお一人が、次のように書いていた。
「歴史を忘れさせる力に対峙(たいじ)し、生き続ける映画である。」


忘却の力に対峙し、思い生かしつづけてくれるのは、
僕でもなく、ひめゆりのおばちゃんたちでもなく、
観てくれる皆さんなのだ。
意外なことに、小学生や中学生でもしっかり受け止めてくれることが
だんだん分かってきた。


その受け手の力の一端を感じさせてくれる受賞だった。
詳しくは、2月5日発売のキネマ旬報を。
また、澤口佳代によるレポートはこちら。
http://news.livedoor.com/article/detail/3498037/

2008年2月 8日

映画ペンクラブ授賞式へ

おとといに引き続き、授賞式があった。
きょうは (いや、もう昨日になってしまった)は、
日本映画ペンクラブのベストファイブ第1位(文化映画部門)という、
映画評論家の方々のソサエティが投票で選んでくださった賞だった。


印象的だったのは、映画評論家の方々が自ら会費を払い
会場のパーティー費や、記念品代をまかなっていたこと。
スポンサーは無し、その方が後腐れなく作品を選べるのだという。
料理も賞状も、選んで下さった皆さんの財布から出ているのだと思うと、
たいへん恐縮してしまう。


受賞の挨拶は、カメラマンの澤幡さんに登壇してもらった。
14年前、撮影を始めたとき、
澤幡さんが「オバァたちが語り終えたと思えるまでとことん撮る、
そのためにテープを十分に用意してほしい」と言った言葉が
記録の性根を据えてくれた。


夜中、事務所に戻ると、
高崎映画祭の事務局からFAXが届いていた。
第22回高崎映画祭の特別賞に
『ひめゆり』を選んでくださったという。
評価されることを全く意識せずに仕上げた作品なので、
このように受賞がつづくと、とても不思議な気がする。
でも、宣伝費をかけられないマイナーなこの作品の上映が
今後も引きつづき羽ばたいて行くためには、
受賞はとてもありがたいことで、
選んでくださった皆さんに心より感謝したい。

2008年2月18日

2年目の「ひめゆり」 ― 歴史の忘却への対峙(たいじ)

難しいタイトルを書いたけど、要は、
「大事なことをいつまでも忘れないようにする強い意志」。


映画が賞をもらって、はいおめでとう、よかった、よかった、
で終わらせないこと。


ひめゆりのおばちゃんたちの想いを
未来につないでいけるかどうかは、
これからが正念場。


20年後、30年後にも、
ひめゆりのおばちゃんたちの想いを
胸に生きている人が、たくさんいてほしい。
そのためには、どうしたら良いのか。


そんなことから、
「ひめゆり」の6月一斉上映ということを考えている。
http://www.himeyuri.info/20080623.html


2年目のひめゆり。  
「“忘れたいこと”を話してくれてありがとう。」
から
「“忘れちゃいけないこと”を話してくれてありがとう。」
へ。

2008年2月21日

広報スタッフの募集について

風邪をひいた。
でも休むことができないので、
薬を飲みながら、日々をすごしている。あぁ・・・。


ところで・・・


「ひめゆり」の上映は、これまで多くのボランティアの方々に支えられてきた。
沖縄出身の人たち、Coccoさんのファンの人たち、映画が好きだという人たち・・・。
ほんとうにありがとう。


昨年3月から始まった上映は、まもなく2年目に入ろうとする。
DVD化はせず、上映だけで広めて行こうという「ひめゆり」。
20年たっても、30年たっても、消費されず、古くならず、
いつも新鮮な作品として多くの方々に届けたい・・・。
そんな思いで、上映のスタッフは取り組んでいる。


広報担当のスタッフたちも、この一年間、安月給のなかで本当に頑張ってもらってきた。


初代は、澤口佳代さん。
もともとは「六ヶ所村ラプソディー」の広報担当だったのを小泉プロデューサー経由でお願いし、
マスコミ展開の礎を築いてくれた。
澤口さんは、いまは「六ヶ所村ラプソディー」に戻り、続編のカメラマンとして活動をつづけている。


2代目、というか、澤口さんと同時並行して活躍してくれたのが吉岡香織さん。
香織さんはフリーライターで、澤口さんの誘いで「ひめゆり」に来てくれた。
今は、仲間たちと雑誌創刊に向けてがんばっている。


3代目は、富士海(ふじ・かい)さん。
昨年夏、富士さんがポレポレ東中野で「ひめゆり」をたまたま観たとき、
ちょうどHP上で僕らがスタッフ募集をしており、さっそく応募してくれた。
イギリス育ちのバイリンガルで、放送局やNGO等での豊富な仕事の経験がある。
富士さんは、いま、映画「ひめゆり」事務局の中心スタッフとして、
「ひめゆり」の将来を一身に担う存在となっている。


4代目は、佐々木直(なおい)さん。
富士さんより一週間遅れてスタッフ募集に応募してくれ、
昨年の秋の上映シーズの広報を担当してくれた。
沖縄出身の直さんは、大きく美しい目をしていて、
彼女に微笑みられながら映画のチラシをもらった人の多くが
映画館に足を運んでくれたのではないだろうか。
ご主人が、某有名バンドの一員なのだけど、
直さんは有名人のご主人まで、チラシ配りに動員してくれていた。


そして、2年目の上映に向けて、新たな広報スタッフの募集をしている。
詳しくは、次の募集案内のページを見てほしい。
http://www.himeyuri.info/boshu.html


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