『ひめゆり』が、キネマ旬報ベストテンの文化映画部門で第1位となり、
きのう表彰式があった。
僕は一週間ほどNHKの仕事でロシアに行っており、きのうの昼にアエロフロートで帰国。
急いで家に帰り着替えてから駆けつけた。
髪の毛バサバサ、Gパンもよろよろだったが、ま、いいや!!
この受賞は、何よりも、映画を観てくださる方の想像力の力の賜物だと思う。
『ひめゆり』は、ご覧になった方はわかると思うが、
ナレーションもなければ、効果的な音楽もない。
観る人ひとりひとりが、おばちゃんたちの言葉をどのように受け止めるかを自省し、
みずからシナリオを作りながら、進んでいく。
たっぷりと時間をとった間合い、その中で、ひとりひとりが自らのストーリーを紡ぎ、
ひとりひとりが「監督」となるのだ。
審査員のお一人が、次のように書いていた。
「歴史を忘れさせる力に対峙(たいじ)し、生き続ける映画である。」
忘却の力に対峙し、思い生かしつづけてくれるのは、
僕でもなく、ひめゆりのおばちゃんたちでもなく、
観てくれる皆さんなのだ。
意外なことに、小学生や中学生でもしっかり受け止めてくれることが
だんだん分かってきた。
その受け手の力の一端を感じさせてくれる受賞だった。
詳しくは、2月5日発売のキネマ旬報を。
また、澤口佳代によるレポートはこちら。
http://news.livedoor.com/article/detail/3498037/