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近況報告

沖縄から戻って元気がよみがえり、まわりを見回す余裕が少しできた。
近況報告を。


桑原美波さんの新作小説『夢霊(ゆめだま)』(講談社)を読む。
美波さんは、「看板娘」のひとり。
  (昨年『ひめゆり』ポレポレ東中野での公開時に
   ボランティアで看板を作ってくれたので「看板娘」と呼んでいる)
物語世界に一気に引き込まれ、体の底にとっても素敵な感覚が芽生えながら読み終えた。
カミさんは、仕事と家事の合間に、美波さんのデビュー作『ソラカラ』を、
「すごい、すごい」とうなりながら読んでいる。
美波さんの描く人物たちは、どうしようもなく不条理な状況の中でも、
夢や青空を見つめ、自らの生を肯定していく。
毒気や苦味というストーリーテリングの常套手段を使わずに、ドラマチックで爽やかに語りきる。
すごい筆力だ。


小説でいうと、沖縄滞在中に、池上永一の『風車祭』と『バガージマヌパナス』 を読んだ。
池上さんは、沖縄の石垣島出身の若き作家で、どちらも故郷石垣島を舞台にした
ユーモラスでしみじみとする物語。
沖縄文化の根っこを知る手がかりとしてもお薦めできる。
なお、『バガージマヌパナス』は第6回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。


スイスで上映を画策している友人、Sayakaのホームシアターで
「ひめゆり」をご覧になったNagasakaさんの感想が、彼女のブログに。
素敵な文章だと感激、以下のそのアドレスを紹介したい。
  http://mnagasaka.exblog.jp/7592855/


1年かけて僕らが製作したNHKドキュメンタリー番組
フィンランド・森・妖精との対話』(昨年8月にNHKスペシャルとして放送)が
ドイツの映画祭(World Media Festival)で銀賞を授賞したという連絡が来た。
ホッとした、西欧世界で評価をしてくれる人がいたことに・・・。
というのも、映像詩という形の作品だが、
キリスト教文明のあり方を根底から問い直そうとしているからだ。
この作品は、これからも欧米各地の映画祭に参加していくとのこと。
フィンランドの人と自然との関係を見つめたこの作品、
その内包する世界の力を信じたいと思う。


きょうは5年ぶりに健康診断(人間ドック)に行った。
酒を控え、運動をするようにとのこと。
でも大きな異常はなく、少し安心。

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2008年4月16日 23:45に投稿されたエントリーのページです。

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