19日から昨日まで、インド、そしてアメリカを訪ねた。
文明や信仰・宗教のあり方をさぐるという長期的なテーマを僕は持っていて、
今回はその一環。
それぞれの国に学生時代からの友人が暮らしていて、
エッセンスをガイドしてくれた。
僕にとっては両国とも初めての訪問。
どちらも想像以上に混沌とし、一筋縄では理解できないが、
これから様々な資料を読んだり映像を見たりする上での
想像力の基盤ができたと思う。
ボストンで、ドキュメンタリー映像作家の一人に会った。
ハーバード大学在学中に大気汚染をおさえる機器のビジネスで成功、
30代半ばになって映像を始めた人だ。
グローバリズム経済の暗部を告発する作品を去年発表している。
(この人とは長期的な共同制作の関係を築けるかもしれない)
彼から言われた。
「沖縄のことは、歴史的にも政治的にもとても大切で興味深い。
『ひめゆり』、海外で理解できるかどうかと恐れずに
英語版を作って見せて欲しい」
と。
沖縄とはまったく接点のない一人のアメリカ人から、
このような言葉を投げかけられ、驚いた。
正直言うと、『ひめゆり』の英語版制作はほとんど諦めかけていたが、
また前向きに考えてみようと思った。