6月7日の午前1時すぎ。
エイシアの事務所には、深夜だというのに、
僕だけでなく、上映担当の富士海さんが残っている。
いよいよ本日から、2年目の劇場公開が始まる。
皮切りは、横浜のミニシアター、シネマ・ジャック&ベティ。
あまり知られていない劇場だが、
アート系のシアターとして開館してまだ1年。
劇場のある横浜・黄金町(こがねちょう)は、華やかな伊勢崎町の裏町にあたり、
数年前までは風俗店が軒を連ねるような場所だった。
横浜の戦後史の「負」の部分を引きずるこの町を、
「マイナスを生かしながら町おこしをしよう、
映画館を中心とした町をつくろう」
という意気込みで、
30代の若い男の子たち3人で設立したのが、
シネマ・ジャック&ベティだ。
沖縄とどこか通じる、混沌とした街の映画館。
さあて、僕もひと寝入りしてから、劇場へ向かおう。