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6.23を過ごして

6月23日(沖縄・慰霊の日)を、皆さんはどのように迎え、過ごしただろうか?
東京のイベントでは、記憶をどうつないでいくかを、多くの皆さんと考えた。
120人以上の方が来てくださり、小さな会場はあふれかえった。


全体を二部構成とした。


以下は、ざっとした報告。でも、読んでも、うまく伝わらないかもしれない・・・・。


第一部は「与那覇百子さんの6.23」というテーマ。
百子さんの戦中、戦後を支えた「生きろ」という言葉を中心に語ってもらった。


      解散命令の直前に、「何があっても生きるんだぞ」と語ったものの、
      自らはガス弾の犠牲になった音楽の東風平先生。
      荒崎海岸で洞窟に隠れていたとき、「あなたたちは十分に尽くした、
      これからはしっかりと生きなさい」と言い、洞窟から追い出すことで
      百子さんらを助けた日本兵。
      「死にたい」「死ね」「捕虜になるぐらいなら潔く死になさい」と言うことしか
      許されない状況下で、
      百子さんは偶然にも、「生きろ」というメッセージを受け取ることができた。
      終戦直後、身寄りを失い、天涯孤独の悲しみから泣いてばかりいた百子さんに、
      「笑顔で生きなさい、泣きっ面に蜂というでしょう、悲しいのはあなただけでない、
       沖縄の人はみんな悲しいんだ」と諭した近所のおじさん。
      そうした「生きろ」というメッセージが、百子さんの人生を支えてきた。


第二部は、「戦争体験の記憶を受け取り、記憶をつなぐってどんなこと?」をテーマに
若きカリスマ編集者・伊藤剛さん、
そして「100年後プロジェクト」を企画した宮沢かなえさんが
トークの口火を切った。


       伊藤さんが、「僕は学校では近現代史は一度も教わらなかったが、
       近い歴史を知らないのは、酔っ払って昨晩の記憶を失っているようなものだ」と
       語り始めた。
       そこで伊藤さんは、自らの視点で、過去100年という時間を振り返る。
       気づいたことは、「既に存在したものがあって、次のものが生まれること。
       人類は、良き未来に向かって、
       人類の祈りのベクトル、確実に拓かれた未来へと進んでいること。」
       スライドや、ビデオ作品を使いながら、語った。


       かなえさんは、「子供の頃にアンネフランクを読んでとても感動したのに、
       大人になってから、たとえばイラク戦争を遠く感じてしまうようになった。
       ひめゆりと出会って、ひめゆりの一人ひとりの青春時代、学園時代の輝きを知り、
       アンネの世界と、イラク戦争とがつながった」という。


       二人に共通したのは、「平和は、
       日々の生活の大事なものを、愛おしむことにつながるのではないかということ。
       いま失いたくないものを未来へと伝えようとしていくこと。」


       百子さんも、「私が、『100年後に残したいものは何か?』と問われたら、
       『きょうと明日がつながっている毎日』と答えたい」と語った。


       過去・現在・未来のどれをもないがしろにせず、
       日々を育んでいくことの大切さ、などが語られた。


       「大切なものは、失って初めて気づくもの・・・・・。
       でも、失う前に・・・・、きちんと気づきたい・・・・。」


ミュージックユニット、寿〔KOTOBUKI〕が、第一部のラストに歌った
「継いでゆくもの」も圧巻だった。


会場にいらした方々との質疑応答もよかった。


結論は何もない。
だが、6.23にこの場を共有できたことは、
少なくとも僕にとっては、未来に向けての大きな一歩だった。
自己満足でないと良いのだが・・・・。


慣れない司会をやった緊張と、皆の想いの深さから受けた興奮がさめやらず、
まだ支離滅裂でしか語れない。
落ち着いて整理できてから、
この6.23を、もっと多くの皆さんと共有できるよう、
きちんと報告したい。


(昨年のCoccoさんとの上映会報告が半年以上たってからできたように、
 かなり時間がかかると思います・・・・。)

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2008年6月24日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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