6/23(月)のイベントに来てくれる
音楽ユニット、寿[KOTONBUKI] の一人、
宮城善光(ナーグシク・ヨシミツ)さんは、とても素敵な詩を書く。
僕の好きな詩を2編、紹介したい。
「月の夜」
月の光
虫の声
夏の日の夜
忘れないよ
流れてく
流れてゆく
やわらかな
白い雲よ
戦場(いくさば)になった
この島にも
夜の空に
月の光
僕が生まれ
みんなで喜んで
だきしめた夜も
月の光
あなたが死んで
みんなで泣いた
春の夜も
月の光
あぁ光の中で
みんなみんな笑っているよ
忘れないよ・・・
忘れないよ・・・
~ ◆ ~ ◇ ~ ◆ ~ ◇ ~
「光」
北へ
北へススメ
裸足で
瓦礫の道を
青い神の海は
黒い鉄の
遠い国の船で埋め尽くされ・・・
痛みをしった人たちは
どこまでもやさしくて
痛みをしったこの島は
どこまでも美しい
さぁ世界へ・・・
光を!
痛みをしった人たちは
どこまでもやさしくて
痛みをしったこの島は
なによりも美しい
さぁ未来へ・・・
光を!
『宮城善光詩集』 (2006年、琉球センター・どぅたっち発行)より
~ ◆ ~ ◇ ~ ◆ ~ ◇ ~
2つの「光」の詩。
これは僕の勝手流な解釈だが、
「北へススメ」とあるのは、
ひめゆりの少女たちが、
戦場で最後に追い詰められたとき、
「北部へ突破しろ」と命じられた、
そのときの情景をイメージしてしまう・・・。
あのときも、すごい月夜だった・・・という。
(解説)宮城善光さんは1965年沖縄県那覇市生まれ。
1985年に東京に出て、広島出身の歌手ナビィさんと
音楽ユニット、寿[KOTONBUKI] を結成した。