やっぱり、愛媛の女性たちのパワーは凄い。
「保守的だ」と愛媛の人たち自身が口々にいう愛媛県。
たしかに松山市議会では、男女共同参画推進条例の運用をめぐって、
・日本の文化と伝統を尊重すること。
・ジェンダー学あるいは女性学の学習あるいは研究を奨励しないこと
ほか11項目の請願を昨年12月に採択するなど、
バックラッシュの最前線にある都市ともいえるが、
そんな中だからこそだろうか、
逆に、輝くばかりに生き生きとした女性たちが、上映会をささえていた。
松山では、昨年11月に2週間、地元の映画館で『ひめゆり』を上映。
そのときにお客さんとして偶然に時を共にした女性たち数人と、
数少ない男性陣が中心となって
上映の実行委員会「愛媛ひめゆりの会」を立ち上げて、準備を進めてきた。
こんなケーキを作っては、楽しくお茶を飲み、
夢を膨らませてきた仲間たち。
7月13日の『ひめゆり』上映会は、まず、
愛媛で独学で三線をやってきた名手、嶋本慶さんの演奏で幕開け。
(嶋本さんは男性。女性たちのパワーあふれるお願いに、
ノーギャラでも出演Noとは言えなかったのでしょう・・・)
映画『ひめゆり』の上映につづいて、
ポン川村さん司会によるトーク。
(あれ、よく考えてみると、ポンさんも男性・・・)
会場からさまざまな質問が飛び交い、とても良いトークとなった。
(終了後、ポンさんは女性たちから「あんた、しゃべりすぎや」と鋭い攻撃を受けていた!
ひやぁ、愛媛の女性たちは強い!!!)
最後は、実行委員長のタマさんの挨拶。
(数少ない男性陣3人はフル出場!
女神さまたちの掌に乗せられた男たち・・・・)
今回の上映会でとても良かったのは、
1.大学生たちがたくさん観に来てくれたこと
実行委員会のみんなが走り回り、大学生協にもチケットを売ってもらえたという。
2.親子連れの観客も目立ったこと
女神たちは太っ腹、高校生以下は無料にしてしまった。
3.学校の先生たちもたくさん観に来てくれたこと
もちろん子どもたちにも『ひめゆり』を観てもらいたいけれど、
子どもに伝える役割の先生に、まずは観てもらいたかった。
嬉しいことに、夏休み中に、伊予の先生たち同士の勉強の場で
『ひめゆり』を観て、研究をしてくれるという。
上映会が終了した後、松山の目抜き通り、一番町の一角にあるカフェ、
CAFE 2 COEUR(カフェ・ドゥークール)に
20代、30代の女性たち20人ほど集まった。
「2番目に落ち着ける場所」という名のカフェ。
さんぴん茶を飲み、サーターアンダギーを食べながら、
ドキュメンタリー映画『ひめゆり』を観て感じたことを語り合おうという「お茶会」だった。
戦争や平和のことだけでなく、命のこと、子どもたちのことへと話はふくらんだ。
肩肘張って激論するのではなく、お茶の中のおしゃべりでこんなことを静かに語れる。
なんて素敵なことなのだろう!
何か特別な活動をすることだけが平和運動じゃない。
静かに日常を噛みしめて、日々の生活のなかの優しい一瞬を守っていくこと、
小さな幸せがいつまでも続いて欲しいと願うこと。
やってはいけないことにNoと言えること・・・・。
生活の折目を、ぼんやりでいいから意識して、
しっかり生きることって、すごい平和活動だと思う。
夜、松山の沖縄料理屋「めんそーれ」で、交流会。
これまでの実行委員のメンバーに、
「来年に向けて私も実行委員に加わりたい」
という飛び入りの女性たちも一緒になって、
嶋ちゃんの三線にあわせてカチャーシー。
私たちは、こんな映画を見たあとには、
いっぱい笑って、人生を楽しんで、
唄いながら帰らなければならない。(ズンコさん)
の精神で、女神たち(と数少ない男神たち)の饗宴は終わった。
愛媛ひめゆりの会の皆さんの言葉。
この映画は、10人が観れば、そのうち8人が2人に伝えてくれる。
つまり16人になる。
16人が見れば、そのうち13人が2人に伝えてくれる。
つまり26人になる。
こう考えていくと、愛媛でのひめゆりの上映は
毎年、毎年、永遠につづく・・・・。
今朝の松山空港。
女神たちの長、テンさんが、お土産にジャコ天を買ってくれ
「また来年ね!!」とおおらかに笑った。
ポン川村さんは、女神たち13人を引き連れ、
来週、ひめゆり平和記念資料館に行くという。
資料館にも繋がっていってくれる・・・。
そのことが、とってもありがたいし、嬉しい。