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高崎: 抱きしめたい人びと

抱きしめたくなるような人たちでいっぱいの
シネマテーク高崎での上映。


まずは、何と言っても、与那覇百子さん。
暑い中、足を運んでくださり
ありがとうございました。
戦後の悲しみ、あまり触れたくない心の秘密に
あえて踏み込んだ質問をしてしまいましたが、
それは、今後、上映後のトークに来ていただくことはなかなか難しいだろうなと思い、
思い切って、あえて尋ねたのです。
胸がつまるような言葉でした。
帰り道、「高崎まつり」の花火の音がすごかったですね。
「花火は戦争を思い出す」ので
百子さんが苦手なもののひとつでね。
「花火の音にも少しなれ、成長しました」と
おびえながらも笑顔を絶やさなかった百子さん。
おつかれさまでした。


シネマテーク高崎代表の茂木さん。
癌の治療の真っ只中なのに、来てくださり
ありがとうございました。
おかげさまで、茂木さんが作り上げてきた、
地域と映画とを結びつける強固なネットワーク。
その中で、『ひめゆり』も上映をさせていただき、
これからも育てて行ってもらえそうです。
酒席でビール・日本酒を注文したときには
心配でハラハラしました。
その熱く暖かい気持ち、ほんとうに感謝します。


今回の上映の実行委員の中心だった、
前橋の古本屋のネコちゃん。
ひめゆりの人たちの心をしっかりと受け止めてくれて
ありがとうございました。
百子さんを高崎駅に見送ったあと、
大粒の涙を路上でぼろぼろ流していたネコちゃん。
   「沖縄戦のことを上から目線で説教されるのは嫌だ、
    かといって知らないことを責められるのも嫌だ。
    ひめゆりは、どちらにもなっていないで、
    ひめゆりの生存者が語れなかった“時間”の重みすら
    共有させてくれる」
とおっしゃっていましたね。
夜、ネコちゃんの句集を拝読しました。
    木あらば一本の櫂削るべし
ぼうっとした人生を歩んではいけない、
何気ない一本の木も、削れば櫂になるのだ・・・。
ネコちゃんが、自分の魂をすべて曝け出しながら生きている、
その覚悟の深さを感じました。


上映実行委員のIさん夫妻。
Iさんは35年前、高校生のときに
パスポートを持って沖縄へ旅をした、
そのとき以来、沖縄に何度となく足を運び、
沖縄の人の立場にたって、日本のあり方を
考えていらっしゃいました。
わざわざエイシアの事務所に訪ねて来てくれたり、
浦和での上映にも来ていただきました。
きのうは、百子さんの送り迎え係。
おつかれさまでした。


そして、シネマテーク高崎の、若き支配人、
志尾睦子さん。
あなたは、一昨年の冬、評論家の村山匡一郎さんから
「『ひめゆり』という映画があるからぜひ観て」
と言われ、でも観ようかどうしようか迷いながら
半年後に『ひめゆり』を観てくれました。
その後、『ひめゆり』を上映したいと多くの人たちに働きかけ、
ついに今日の日に至りました。
あなたの粘り強さがなければ、この上映はありえませんでした。
これから高崎映画祭を担っていかなければならない
たいへんな立場ですが、
長い先を見て、ともに成長していけたらと思います。


シネマテーク高崎での上映は
8月8日(金)まで。

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2008年8月 3日 21:39に投稿されたエントリーのページです。

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