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カメラジャパン映画祭(1)

オランダのロッテルダムで開かれた
カメラジャパン映画祭に行ってきた。


まず、Kees HIN(ケース・ヒン)監督(世界的に有名なオランダ人ドキュメンタリー監督)の作った
「Old Pain(遠い日の悲しみ)」というドキュメンタリーを観た。
かつてオランダの植民地だったインドネシアは、1941年に日本の占領下となった。
インドネシアに在住していたオランダ人たちが、男女別々に収容所(Camp)に入れられ
過酷な扱いを受けた。
その苦しみの記憶を背負ったオランダ人たちが、「8月15日を記念する委員会」を作っていて、
Kees HIN監督はそこから依頼を受けて、
依頼者の一人でかつて収容所を体験したPeter SLORSさんとともに映画製作を開始した。
このドキュメンタリーの優れているところは、
オランダ人側の苦しみだけを記録するのではなく、
Peterさんたちがオランダの人の声を記録したビデオを持ち、
日本のさまざまな人を訪ねてまわり、
会話を積み重ねて行こうとしていること。
「双方の間接的な会話を積み重ねることで、歴史を未来に切り開こうとした」と
Peterさんはいう。
良い映画だった。
カメラは、礼儀正しくしている出演者が時に苦しみのなかで見せる別の素顔をも
さりげなく切り取る。
そうすることで、「常にユーモアのセンスを失わないように描こうとした」という。
その点、Kees HIN監督の手腕も良かった。
また、映画に出演したオランダ人老婦人が言っていた言葉がある。
「日本人を憎んではいない。
 むしろ、過去のこの事実を知ろうとしないオランダ人の若者に怒りを覚える。」
歴史の記憶の継承は、日本だけの問題ではない。


と、ここまで書いたところで、これから長野県上田の上映会へ。
今年、僕が行ける最後の上映会。
これから年末までは、次の製作に専念をして行こうと考えている。

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2008年9月23日 07:56に投稿されたエントリーのページです。

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