日曜日のきょう、
神奈川県から2人の若い女性がやってきた。
OLの小林幸枝さんと、K市役所勤務のSumiyoさん。
これから、幸枝さんの沖縄での体験・取材をもとに、
本を作ろうという打ち合せだった。
幸枝さんは、今から7年前、
「ヘソ出しのジーパン」という観光客として沖縄を旅した。
そのとき、ひめゆり資料館と出会った。
以後、OL生活のかたわら、沖縄へ何度も旅をして、
白梅隊、でいご隊など、ひめゆり以外の女子学徒隊の生存者の人たちと
交流を積み重ねてきた。
彼女が出会った元女子学徒の数は、数え切れないほどだ。
幸枝さんは、文書を書くのは苦手だ。
取材・調査の訓練を受けたこともない。
だから、これまで幸枝さんは、ただひたすら「千羽鶴」を折ることで
自分自身の思いと祈りを表現してきた。
幸枝さんの折った千羽鶴の数は、およそ10万羽・・・。
でも、幸枝さんしか知らない元女子学徒の人たちの様子を
何か記録に残せないだろうかと僕なりにずっと考えてきた。
文章の苦手な幸枝さんだが、話しはとても魅力的。
独特の生き生きとした語り口を持っている。
幸枝さんの話を誰かがきちんと聞き取りをし、
それを文章に起こして行こうと思い至った。
「でも、私のまわりで、沖縄戦の話を
よろこんで聞いてくれるような人は誰もいない・・・」
という幸枝さん。
そこで登場してくれたのが、「看板娘」の一人、Sumiyoさんだった。
K市職員のSumiyoさんなら、じっくりと話を聞いてくれるし、
それを整理・編集していく力もある。
きょうはその打合せ。
どんなことに注意をして「聞き取り」をすればよいのか、話せばよいのかについて
僕なりに方法をレクチャーした。
さあ、これから若い2人がどんなふうに生き生きとした世界を
語り、聞き出して文章に紡いで行ってくれるか。
とても楽しみだ。