千葉県立佐倉東高校の現役高校生と大学生の卒業生OGによる
朗読「SAKURA/OKINAWA」&『ひめゆり』上映会が1月30日、31日に行われました。
映画ひめゆりを観る会事務局の富士より報告いたします。
映画の上映前に満席の会場でピーンと緊張したムードの中で2日目の朗読が始まりました。
最前列から3列目の1列には80歳前後の64年前の佐倉高等女学校(佐倉高校の前身)
の元生徒が穴が開くくらい真剣に朗読を見つめていました。
太平洋戦争当時高校生だった佐倉高等女学校の卒業生が軍需工場での勤労奉仕や
日常の様子を綴った文集「丹鈴」(ニレイ)を残していました。この文集を後輩の
現役高校生達が先輩たちの前で朗読をしたのです。
朗読劇は場所を沖縄へ移し、岩波ジュニア新書の「ひめゆりの沖縄戦ー少女は
嵐のなかを生きた」(伊波園子著)から、ひめゆり学徒が学徒動員される前の学校の
様子を読み伝えました。
その後で映画『ひめゆり』が上映されたのですが、動員前の様子が朗読により
紹介されていますのでスムーズに動員後の映画の証言を聞くことが出来ました。
この上映会は64年前の先輩達が文集を作っていなければ実現しませんでした。
そして、言いだしっぺは、沖縄修学旅行の事前学習に上映をしないかと映画を紹介を
した日本史の先生でした。結局学校内での上映は実らずあきらめかけていました。
でも、沖縄の修学旅行から帰ってきて、折角沖縄で見聞きしたことが、きちんと
消化できずに素通りになっているのではと、国語の先生は映画ひめゆりを上映しなかったことを
後悔しました。国語の先生は前から企画を温めていた文集「丹鈴」の演劇部による
朗読と一緒にして一般の人も観られる自主上映会という形で上映会を実現しようと
諦めませんでした。日本史と国語の2人の先生で実行委員会を結成、
自分たちでチケットを売って上映会にこぎつけました。
でも、この企画、演劇部員は1人だけしかいませんので、
他の協力者が必要でした。生徒会を中心に有志を募り、話に乗ったのは
高校生とOBの大学生、誰が欠けても成立しなかった上映会でした。
何と言っても、朗読をしている時の高校生の真剣な目が印象的でした。
64年前の過去を探ろうという目線であり、彼らの立ち姿には現在の自分そして未来に、
しっかりと正面を向いていこうという意志を感じました。
朗読した高校生達の掲示板
朗読をした後の感想等生の声があります。
http://isano.f01.jp/yybbs/yybbs.cgi
千葉県立佐倉東高校 演劇部HP
http://engekibu.seesaa.net/
映画「ひめゆり」を佐倉で上映する会
http://homepage.mac.com/isano/himeyuri/