こんにちは!映画『ひめゆり』を観る会事務局の富士です。
映画『ひめゆり』に集う会(2月14日)にライブペインティングで参加してくれた
宮沢かなえさんからお手紙が届きましたので掲載いたします。
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(クリックで拡大)
宮沢さんは当日会場の壁に縦70センチ、横240センチのキャンバスにイベント開始から
イベント終了の間に、会場の想いを即興で絵の具で表現してくださいました。
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お疲れ様です。
いやはや回復しましたが眠気と疲れが身に染みて、もっと体力づくりせねばなぁ...
とつくづく実感中ですね。笑
さて「映画『ひめゆり』 に集う会」ライブペインティング、させていただき楽しかったです。
色々ありがとうございました。「どうやって描きますか?何を描きますか?」
なんて聞かれて前日までは考えてみたりもしたけど予定通りになんて無理でしたね。笑
「じゃあ始めてください」って、白い画面に対した瞬間...
その瞬間まで「アオイソラ ヒロイウミ」の文字でスタートするなんて
自分でも想ってもみませんでした。
でも、出てきたのがあの言葉でした。そして三線と歌が流れだしたら、
いつのまにか自分のリズムと重なって、音楽や会場のみなさんの想いのようなものと
お話するみたいに色んなことが溢れてきました。描くというより、
会場の力を借りて本当にお話していたんでしょうね。
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一つ一つ描いて消したものは落書きほどでもない絵だったかもしれないけど...
沖縄のこと、ひめゆりのこと、イラクや色々を想い、会場の中にいて、
消えていく(色となって絵に入っていく)その一つ一つが私にはとても大切なものでした。
時間の終わりが絵の完成なんだなと自然に想ったのもライブペインティングが
私とみなさんとのお話の時間だったからかもしれません。
-糸-(ここ と そこ)自分と相手を繋ぐ見えない糸をイメージして描いていましたが
お話したとおり、とても嬉しい事がありました。
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絵が形になってくると、小さな小さな参加者さんたちが色々絵を見て言ってくれて。
「どうしてここに窓があるの?どうしてこんなに窓があるの?」
と絵をみて質問してくれました。「誰かが住んでるかもしれないでしょ?」
と私は答えました。「じゃあどうして扉があるの?」と、またの問い。
私はまた「そこに人が住んでるかもしれないでしょ?」と言いました。
答えにはなってないですね。でもやり取りが嬉しかったです。
その子のリクエストで扉の横に人を描きました。
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当たり前のこと。家が建ち窓があり町がある。そこには'人'がいるかもしれない...
でもそんな当たり前のことへの意識がとっても嬉しかったです。
戦車や戦闘機に乗ってスイッチひとつで爆破する兵士にもその先に見えるものを想像して
見つめて欲しい、テレビの前で見てる人もその町にいる人のことをもっと想像してほしい。
私にはいつもそんな想いがあります。絵の窓などただの絵かもしれないけれど、
窓があれば「それはなぜ?」ってその周囲を感じようとする想像力、
その存在が私には頼もしかったです。
会場で声をかけて称えて下さった方達がいました。「すごいことをされていらっしゃるんだな」
と想っていた方達ばかりでしたので恐縮でした。
表現方法は違えどみなさん求めるものに向かって自分の足で歩いていらっしゃる。
いつかその足音が大きなリズムを生んで大きな流れさえ作ることになったらなと想います。
今回会場には与那覇百子さんがいらしてくださっていたけれど ひめゆりの方々には
私たちのような一人一人の名前や顔など覚えていただかなくてもいい、
でも、ひめゆりのみなさんの蒔いた種がどんな風に芽を出して花になろうとしているのか
どんな花が咲いて香るのか感じていただけたら嬉しいなと想うのでした。
会場でも本当にいろんな花が揺れていましたよね。
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疲れ果てると、「私のしていることが何になるの?」と、自分を信じる力も失い、
結果ばかり求めてやさぐれ気分になることもあります。
直接、今、兵士の引き金にかけた指を、止められるわけでも
傷ついた子を救えるわけでもない。
でも、無駄みたいに心もとないことが、どれだけ大切なことか...
富士さんとも、以前、柴田さんともお話していましたね。
相手のことを考える力、想像力の体力、鍛えるには目には見えない長い道のりで、
空気を積むようにたよりないことのようかもしれないけれど絵でも映画でも音楽でも
話し合いでも、勿論餅つきでも☆ひとつひとつが一歩になるのだと、
ライブペインティングをひとつ積んで、また元気をもらい、今穏やかに想っています。
夢とか希望...一人歩きした言葉だけを安易に使うのはあまり好きじゃありません。
へそ曲がりな大人ですね。(笑)でも今回は富士さんがその素手でゆっくり温めている
「夢」の光に疑いもなく本当に安心して照らされて歩きました。
富士さんもまたひめゆりの皆さんや、柴田さんや、上映に関わるたくさんの人や
御自身の大切な人たちが、大切に抱き育てている夢とか希望の光に照らされて
何かを見ているのだろうと想うし。本当に夢や希望を持っている人のところには
ちゃんとその光があります。だからとっても素敵な景色を見せていただき、
私も少し前にも歩けたんじゃないかなと想って。ありがとうございました。
私は誰に向かってメールを書いているんだろう。いつの間にか富士さんに向けたら
みなさんが見えていて。すみません、それもまたいいですよね
参加者のみなさん、アートセンターのみなさん、エイシアみなさん、柴田さん...
光を灯し続けるひめゆりの気高き乙女たち...皆さんにありがとうございました。
楽しかったです。エネルギーを頂きました。
宮沢かなえ
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完成!
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ここより映画『ひめゆり』事務局富士
宮沢かなえさんありがとう。
キャンバスを夜中までかかって用意してくださった川崎市アートセンターの
スタッフの皆さんありがとうございました。