時折お伝えしてきた、フィンランドの本(「フィンランド・森の精霊と旅をする」)。
いよいよ印刷の段階まできた。
![]() | 精興社 朝霞工場へ (4月22~23日) |
![]() | 生まれて初めて、こうした印刷に立ち会う。 |
![]() | 印刷機の機長の山中さん |
![]() | 右は色彩調整を責任もってやってくださった加藤さん。コーティングをしていない紙にきちんとした色を出すのはとても難しく、そのために画像データを作ってくださった。 真ん中は、デザイナーの市川さん。映画『ひめゆり』のポスター・パンフレット製作以来、ずっと僕たちの製作を支えてきてくれている。 |
![]() | 編集の大西さん。僕の大学時代からの友人。 僕にNGをどんどん出しまくってくれる貴重な存在。 厳しい! |
![]() | これまで校正段階で何度も色の補正は重ねてきたが・・・・ |
![]() | 印刷は「なまもの」。その日の気温や湿度にも左右される。 何度もためし刷りをしながら、色彩の微調整を重ねていく。 |
![]() | 特に、今回は、フィンランドの原書と同じく、コーティングをしていない特殊な紙に印刷をする。 この紙は色の出具合が難しく、職人技が必要だ。 フィンランドの作者、市川さん、加藤さん、山中さん、それぞれの段階でみんなが工夫を重ねてきた。きょうはその最終工程だ。 |
![]() | 「速乾くん」。 乾くと色の感じが変わるため、すぐに乾かしてくれる「速乾くん」という機械も部分的に使った。 |
![]() | それでも、1日ほど経ってインクが落ち着いてきたときの色彩までイメージしながら、印刷をするのは容易ではない。 紙には「墨⇒藍⇒赤⇒黄」(スミ→シアン→マゼンタ→イエロー)の順番でインクが乗るため、印刷があがった紙からは青いインクほど飛んでしまう。つまり、1日経つと青みが薄れ、全体にやや赤みがかる。 そのことを計算に入れないとならない。 |
![]() | 天井を走る白いパイプには、墨・藍・赤・黄(スミ・シアン・マゼンタ・イエロー)のインクが流れる。 煙は加湿器からのもの。 |
![]() | カバーの裏側。 |
![]() | 精興社の営業の藤巻さん。 「転ばぬ先の杖」をたくさん持っている人。 この人がいなかったら、僕たちの作業は暗礁に乗り上げていただろう。 「精霊の助けを借りれば何とかなるでしょう」とユーモアたっぷり、飄々と導いてくれる。 |
![]() | 印刷の刷版となるアルミプレート。 |
![]() | 精興社は絵本の分野にも定評があり、数々の名作絵本を印刷してきた。 |
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![]() | 紙の裁断所。 |
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![]() | 葉の緑、幹の質感、青空と草原とのコントラスト・・・・・表現がとても難しい。 |
![]() | 空の雲の光と影の階調も難しい。 |
![]() | ルーペを使って印刷面を確認する加藤さん。 |
![]() | ルーペを通すと、印刷のドットが見える。ドットひとつひとつの色を確認するのだ。 |
![]() | そして微妙なインクの出具合を指示する。 |
![]() | この部分は、赤を少し押さえることに。 |
![]() | 山中さんは、長年の経験の中で、「単に赤を押さえるという場合も、そのために青・黄なども微妙に匙加減をする」という。 |
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![]() | だんだんと、フィンランドの写真家たちの望む色に近づいてきた。 |
![]() | 紙を送り出す。ヤレ通し(本紙で印刷をする前にインキ量を調整するための紙)と本紙の境目をチェック。 |
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![]() | こうして、印刷機を占領すること2日間。 |
![]() | 納得の行くまで時間をかけて、印刷をさせてくれた。 「こんなに丁寧に印刷してくれる印刷所はない」とデザイナーの市川さんは言う。 フィンランドの作者たちの思いを反映すべく、皆で力を合わせた。 |


































