北海道・江差(えさし)に行って来た。
『森聞き』の初めての上映会。
撮影段階からずっと支えてきてくれた皆さんが企画をしてくれた。
昔から日本海航路(北前船)で繁栄した江差。
江差の人たちから教わった言葉。
土地に長く暮らす人は「土の人」、
旅して来た人は「風の人」、
「風の人」と「土の人」とが交流するなかで「風土」が生まれる。
大きな風を起こす力はなくても
そよ風ぐらいは吹かせたい
そんな存在になりたい、
色んなことを考えさせられながら
青函トンネルをくぐり帰途についた。
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上映後に登壇した「伝説の山子(木こり)」、長谷川力雄さん(86)と、
長谷川さんのもとに聞き書きに行った高校生、大浦栄二君。
大浦君は高校卒業後、林業に就いた。

江差というと海のイメージが強い中、
山や森と向き合って生きてきた文化の普遍性を考えようとした
発起人の面々。
松村隆さん、室谷元男さん、上出昌伸さん。
上映だけでなく、秋田からマタギの人も招き、
山の文化について考えるシンポジウムも実現させた。

シンポジウム終了後に、ヒバの樹を植えた。
北前船が江差から京・大阪に運んだのは、ヒバ材だった。
江差の繁栄のもとは、ニシンというより、ヒバが主だった。
難しいヒバ植樹の技術を確立した坂野正義さん。
植樹しているのは、渋沢寿一さん。

今年の2月に、島根県松江で、映画「ひめゆり」を上映してきてくれた
市民団体や個人の方々との交流会を行ったが、
今回も日本海で生きる人たちの底力を深く感じ入った旅となった。
その感動は、今はまだ言葉にならない・・・。