新作ドキュメンタリー映画「森聞き」の
最初のプレス試写を、
11月25日、30日と2回にわたって行った。
今回は、月刊誌などのライター・編集者や
映画を応援してくださりそうな方々への試写会。
映画の一般公開が3月なので、
2月にも、新聞関係の方々を中心に試写会を行う予定だ。
上映が終わってから、
来てくださった皆さんと近くの喫茶店で、ざっくばらんにおしゃべりをした。
「この映画は、観るだけでは収まらない、
観終わったら、誰かと話したくなる」
と言ってくださる方が多い。
マスコミ試写会としては、僕たちもこれまで体験したことのないような
あたたかい不思議な展開になり、
互いにしみじみと人生を語り合ってから、家路についた。
大阪からわざわざ駆けつけてくださった
村岡正司さん (ウォロ編集委員)からいただいた感想をご紹介したい。
「人間が生きることの品格」のようなものがよく現れている作品です。
これは監督やプロデューサーの人柄が、映画のなかに織り込まれて
いるからでしょう。加えて映像の美しさ。日本の原風景を撮っていながら、
海外の人が観ても、自分の故郷に重ね合わせることができる、
そんな広がりを秘めた映像です。
またBGMが効果的。作品をクラシック音楽にたとえると、 「ひめゆり」は
ベートーヴェン、「森聞き」はモーツァルトだともいえるでしょうか。
高校生たちと老齢者である森の名人。真っ先に浮かぶテーマは世代間交流、
エイジレスという切り口ですね。これは誰にもわかりやすいものだし、
実際観客のターゲットを絞るうえで大切なものです。
一方で、この出会いは、作為的に、ひとつの目的を持ってお膳立てされた
ものだといえます。自然と生まれたものではない。そこに展開される「物語」は、
ドキュメンタリーでありながら、同時にフィクションでもあるのです。
そこにも注目したい。それこそが映画のもつ「力」、監督の世界観ともいえるからです。
ありがとうございました。
皆さん、ぜひ上映に力を貸してください。
どうぞよろしくお願いします。