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2011年2月 アーカイブ

2011年2月 7日

畑作委員会 ~ 山形・中山中学校にて

先週の木曜日、山形県中山町の中山中学校で
「ひめゆり」の上映があり、訪問させていただいた。
企画した五十嵐晋先生は、
3年前に「ひめゆり」を観たとき、
修学旅行の行き先を、それまでの東京から沖縄に変えることを決意。
2年前に中学1年を受け持って以来、
ずっと地道に学習に取り組んできた。


驚いたのは、「畑作委員会」という取り組み。
きっかけは、生徒たちが1年生のとき、
食糧難時代を体験してもらうために、
カボチャとイモを校内で栽培したこと。
     ――穫れたものは、山形県から予科練に行っていた
        体験者を学校に招き、ともに食したという。
それだけで終わらせるのはもったいないということで、
2年次に、各クラスごと、生徒たちで「畑作委員会」を作って、
何を栽培するかを議論し、自主的に農業をしてもらうことにした。


種を買うために、まず各家庭の親たちから1000円ずつ出資してもらった。
1クラス28人学級なので、各クラスの資本金はそれぞれ28000円。
畑の面積は、1クラス、10メートル×15メートル。
どの組も、10品目以上、作ったようだ。
僕が生徒たちに聞いたところ、
「秘伝豆」という在来種の大豆を作っているクラスもあった。


作物を収穫すると、生徒たちは、自主的に販売に出かける。
行商だ。
五十嵐先生は、当初
「販売しても28000円の元手を回収することは難しいだろう。
 どうやって出資者にお詫びをするかを学んでもらおう」
と思っていたらしい。
しかし、天候異変によってメロンやジャガイモを全滅させたクラスもあったが、
どのクラスも販売利益を上げた。
出資者(親)たちに3%の利潤をつけて出資金を返しても、
まだ余剰金が出た。
いまは、その余剰金をどう使うか、各クラスごとに議論しているという。


そうした土と向き合い、社会と向き合うベースがあり、
さらにユニークなキャリア学習
  (たとえばバーテンダーを招いての職業講話)や
修学旅行の事前学習の積み重ねがあったからだろう、
「ひめゆり」上映後、感性豊かな感想や質問が相次いだことに驚いた。
中学生って凄い!!


中山中学校では、卒業後、東京に行ってしまう生徒もいるが、
地元に残る子供たちも増えてきているという。
今から農業をすることを決めている生徒もいた。
楽しそうに作物のことを語っていた。
ウジ虫を見たことのある生徒も全体の3分の1はいた。
兵隊たちの傷を食うウジ虫の証言は、
僕たち以上にリアルに受け止めていた。


子供たちに多くの可能性を感じながら、
僕は帰途についた。


2011年2月 8日

「森聞き」 日本映画ペンクラブ〈文化映画部門〉ベスト3

「森聞き」が
日本映画ペンクラブ〈文化映画部門〉ベスト3
に選ばれた。


詳しくは、こちら。
http://j-fpc.com/pc_top.php


キネマ旬報ベストテンは、7位でした。

2011年2月15日

旅の本屋のまど で 「ラヤトン」「森聞き」記念イベント


東京・西荻窪にある「旅の本屋のまど」。
大手書店に勤めていた川田正和さんが、
自分らしい書店を! と開いた小さな書店だ。


    「海外では、旅好きな人たちが、
     旅に出る前や、旅の途中、旅の後などに
     『旅の本屋』で旅への想いにふけり、心豊かに店を後にする、
     そんな文化・習慣が、
     日常生活に根付いています。
     また、そういう『場所』を大事に育んでいるのです」


2年前、「フィンランド・森の精霊と旅をする」を出版したとき以来、
懇意にさせていただいている。


とは言っても、
川田さんは実に無口で、ボソボソとしか話をしないので、
僕らが会話しても、目が合うこともなく、
言葉も3行以内の短いやりとりになる。


そんな川田さんが、去年11月、TBS「王様のブランチ」に出演し、
「私のおすすめの一冊」に
フィンランド・森の精霊と旅をする
を挙げてくれた!!!
フィンランド人なみの超サイレントな川田さんの心に
あの本が届いたと思うと、
とってもうれしかった。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


前文が長くなった。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

エイシアで新しく出した 「ラヤトン 無限の森への発売と、
新作ドキュメンタリー映画「森聞き」の封切(3月5日~ポレポレ東中野にて)を記念して、
3月4日に、 旅の本屋のまどで記念イベントを行う。


●3月4日(金) 於 旅の本屋のまど (東京・西荻窪)
  (ゲスト) 三田圭介さん(イラストレーター)
         鍵本景子さん(俳優)
         そして、僕(柴田昌平)


今回のイベントは、僕と三田さんが話す製作裏話だけでなく、
俳優の鍵本景子さんによる、ラヤトンの詩の朗読もある。
音楽も聴けて、映像も見れて、朗読も楽しめる。
ぜひ来てください。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


鍵本景子さん・・・とは、
朝の連続テレビ小説「ひらり」「さくら」等に出演された俳優。
明日、2月16日放送の、NHK「私が子どもだったころ 俳優小沢昭一編」で
小沢氏の母役で出演している。


     武蔵野の雑木林で仲間(どんぐりの会)と月夜の幻燈会を開催し、
     宮澤賢治作品を朗読している。
     小林敏也氏の画本を元にしたスライドと朗読、音楽演奏から成る
     この幻燈会は、地域の多くの方の協力を得て、今春4回目を迎える。
     貴重なその雑木林が東京都の道路予定地であるこ とを危惧している。
     どんぐりの会・ブログhttp://dongurinokai.net/


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


長くなったけど、最後に、「のまど」のウェブサイトの楽しみ方。
のまど公式HP http://www.nomad-books.co.jp/
に 「Diary」というページがある。
これを見ると、書店経営の実態が、じつによくわかるのだ。


たとえば、

     2011年02月07日(月)
     今日はかなりのポカポカ陽気で、目の前の公園では
     4、5人のいい大人が鬼ごっこをして遊んでる。
     夕方までは結構お客さんがいたのだが、
     夕方以降急に寒くなってきたので、
     パタッと誰もいなくなってしまった。
     4時以降はなんと閉店まで売り上げがゼロだった。
     厳しいなあ。


みんな、小さな書店に行こう!!
アマゾンなんかで本を買うのはやめよう。

「ラヤトン 無限の森へ」は、アマゾンには出荷しないことにしている。

2011年2月21日

明日NHKラジオ第1放送に ●その他、「森聞き」ラジオ放送情報

明日の夕方、NHKラジオ第1放送に、生出演する予定。


【放送日時】2月22日、18時30分頃。
「私も一言!夕方ニュース」 
の中。
早川解説委員の「ここに注目!」
というコーナーで
「森の名人が高校生に伝えたことは」
と題して、15分ほど、早川信夫解説委員と対談。


裏方として番組を作るのは慣れているが、
出演するのは本当に苦手。
生放送、うまく話せるかなぁ・・・・。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


また、きょうから放送のベイFMでも「森聞き」が取り上げられている。


●ベイFM(78.0mhz) 「ラブ・アワ・ベイ(Love Our Bay)」
  http://www.bayfm.co.jp/lob/

【放送日】2月21日(月)~2月24日(木)
      2月28日(月)~3月3日(木)  ※2週にわたって放送
【放送時間】 午前11:53~11:59 


2011年2月23日

mixi 「森聞き」コミュニティ


今夜はこれから高速バスで京都へ向かう。
京都大学て取材。
「土とは何か」 「生き物たちが共生するとはどういうことか」
について、この分野の研究の巨匠に話をうかがうためだ。


安くなったものだ。片道4000円。
「リクライニング角 130度」とうたっている。
眠れるといいなぁ。
明日の夜、またこの夜行バスで帰京する。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

富士さんと堀部が中心になって、
mixiに、「森聞き」のコミュニティーを作ってくれた。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5494383


よかったら、のぞいてみてほしい。

2011年2月25日

関西から戻る


関西への2泊1日の旅から帰った。
行き帰りの深夜バスは、おかげさまでよく眠れた。
知の巨匠たちの話もすごく刺激的で、今後の取材のための新たな視点を得られた。


帰りのバスに乗る前に、新大阪駅のうどんすき屋で、
ずっと僕らの上映を支えてくれている
大阪ボランティア協会の『Volo(ウォロ)』編集委員の
村岡さん、杉浦さんと食事。
今後の『森聞き』の関西上映について、親身に相談に乗ってくれた。
杉浦さんは、3/21 ポレポレ東中野での上映の
トーク・ゲストとしても来てくださることになった。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


ポレポレ・東中野での「毎日トーク」「コーヒーたいむ」のゲスト一覧を
ホームページにアップした。
http://www.asia-documentary.com/morikiki/joei.html#anchor_mainichi


ぜひご注目を。

2011年2月28日

のまど プログラム


3/4 19:30からの 旅の本屋のまど での「ラヤトン」「森聞き」イベントのプログラムを
考えた。

このイベントは、
音楽と詩の朗読に、静かに「耳を傾ける」ことを第一の楽しみとしたい
と思った。


      「ドビンの花咲く谷間」 VTR
      「でこぼこ道」 朗読 + Music
      「人恋しいかい?」朗読 + Music
      【トーク】「情けない"僕"について」
      「たあいのないお話」 朗読 + Music
      「澄みわたる空の雲雀」 朗読 + Music
      【トーク】三田さんの話を中心に
      「新星 ― Nova ―」 朗読 + Music
      「氷小僧」 朗読 + Music
      「Butterfly」 朗読 + Music
      【トーク】「"僕"の"脱皮"について」
      「明日になればもっと」 朗読 + Music
      「結婚の祝い歌」 朗読 + Music
      【トーク】「霧のかなたへ」
      「髪が銀色に輝くころ」 朗読 + Music
      「霧の中を歩く」 朗読 + Music
      【トーク】会場からの質問に答えながら

            朗読 鍵本景子さん
            出演 三田圭介さん


まだ席が空いているようだ。
お時間のある方は、ぜひ!!

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