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2011年3月 アーカイブ

2011年3月 5日

ポレポレ 封切り前夜


「森聞き」のポレポレ東中野での封切を明日に控えた前夜。


僕は、「旅の本屋のまど」に、
CD絵本「ラヤトン 無限の森へ」の発売記念のトークイベントに行く。
ラヤトンの詩と音楽に、小さな書店が満席になるほどの人たちとともに耳を傾けた。


イベント終了後、のまど店主・川田さんと、
イラストレーターの三田さんと一緒に西荻窪の町で飲む。
川田さんが
「これまで色んな人と会ってきたけど、
三田さんほどおもしろい人はいない」
といつになく饒舌に明るく楽しんでいたので、僕も嬉しい。


そのうち、カミさんから
「あんた、何時だと思っているのよ! 明日はポレポレの初日よ!」
と怒りの電話がかかってきた。
夜中の1時半。自転車に乗って、そそくさと家に戻った。

~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


  僕がイベントに参加いしている頃、
  「森の聞き書き甲子園」の卒業生や、エイシアのスタッフたちは、
  映画館・ポレポレ東中野で準備をしていた。

mori_pole2kabe001.jpeg

          劇場の入口につづく階段を、大きな木と その枝に見立て・・・

mori_pole2kabe004.jpeg

          映画に出てくる「森の名人」や
          自分たちが「聞き書き」に行った「森の名人」たちの
          道具や写真を展示。

mori_pole2kabe002.jpeg

           「たくさんの人が観に来てくれるといいなあ・・・」


はじまった


             「森聞き」 初日を迎えた。

             大好きな友が、花を携えて駆けつけてくれた。

mori_pole2_cocco.jpg

             ありがとう。

             みなさん、ありがとう。




2011年3月 6日

トーク & コーヒーたいむ (3/5 - 3/6)


毎日2回ずつ続けていこうという 「森聞き」毎日トーク
そして 「森聞きコーヒーたいむ」


初日の昨日(3/5)、
トップバッターは「森聞き」の「主演女優」のひとり、河合和香さん、通称"ノンちゃん"がゲスト。

kawai_nodoka01.JPG

撮影開始時は高校3年生だった "ノンちゃん" は、いま大学2年生。
"ノンちゃん"が、いまは「霧の中を歩いている」という話題でスタート。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


初日2回目のゲスト、中野民夫さん(ワークショップ企画プロデューサー)からは、
自然に話を聞くことの極意を教えられる思いだった。

nakano_tamio.JPG

優れたファシリテーターとして知られる中野さんは、
僕の緊張をほぐそうと、僕からうまく話を引き出してくださり、
少し気持ちが楽になった。
上映後に皆で話をする「コーヒーたいむ」にも、
僕なりに楽しく自然に臨めるようになった。
中野さん、ありがとうございます。


nakano_words.jpg

    「これからの時代 人が幸せに暮らしていくために必要な一歩は 
    何だと思いますか」

    という僕たちからの問いに、中野さんからいただいた言葉。
               「縁を信じて・・・」

~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


2日目のきょう。
1回目は、作家の三浦しをんさん。
しをんさんとは、映画に登場する高校生の一人、
井村君の「駄目さ加減がすばらしい」ということで盛り上がった。

miura_siwon01.JPG

ちなみに、三浦しをんさんが林業に興味を持つようになったのは、
父方の祖父が林業をしていて、幼い頃からよく訪れていたから、とのこと。
三重県の山奥 ―― 「森聞き」の舞台よりさらに山奥だった、という。
お祖父さんの姿を見ていて、「いいなぁ」という憧れと、
林業の小説を書きたいという思いが前々からあった。
そして、『神去なあなあ日常』の執筆につながった。

          小説を書くときに、「森の聞き書き甲子園」の高校生たちが書いた
          「聞き書き」がとても役に立ったという。
                   ↓手に持っている本

miura_siwon02.JPG

     「『神去なあなあ日常』は
      小説にしては
      林業に寄りすぎてしまったから
      次の"続編"では山村に生きる人物の気持ちを書きたい」

と、三浦しをんさんは言う。
そこで僕のたっての願いを打ち明けた。

     (柴田) 「登場人物は3人までにしてください」
     (三浦しをん) 「なんでですか?」
     (柴田) 「3人までだったら、僕が映画化できるから。今度は劇映画で。
           それ以上だと、僕にはできないから」
     (三浦しをん) 「そうしたら、なるべくそうします(笑)。」

3年後、5年後、まぁ、なあなあという気持ちで待っていてみよう。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

コーヒーたいむは、きのう中野さんに少しアドバイスしてもらってから、
僕も肩の力を抜いて、気楽に楽しく、「なあなあ」に過ごせるようになった。

ct01.JPG

映画を観てくださった方々とおしゃべりするのは、本当に楽しい。
特に、若い人から年配の人まで、
色んな世代の人が一緒に話せるのが、すごく良い。

2011年3月 7日

伝説の木こり 長谷川力雄さんが やってくる!


北海道で「伝説の木こり」と呼ばれる、
"森の名人" 長谷川力雄さん(86)が 
東京に やってくることになった!!  映画「森聞き」のクライマックスに登場するおじいちゃんだ。

hasegawa_rikio.jpg

                            ↑ この おじいちゃん

                         3月12日(土) 13時20分~ の上映後にトーク。


北海道での撮影に協力してくださった方々が
   「ぜひ 東京に連れて行きたい」
と、新青森まで開通したばかりの新幹線で やってくる。


この回は、満席でお迎えしたい。
「スクリーンで見たあの人に もう一度 直接会ってみたい」という方、
「森聞き」をもう一度観たいという方、
あるいは、いつ行こうか迷っている方、
ぜひこのチャンスに来て欲しい。


●詳しい上映情報は
  http://www.asia-documentary.com/morikiki/joei.html

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※この回は13:20より予告編なしですぐに上映開始し、上映終了後15:40~15:55の25分間、長谷川力雄さんのお話をききます。監督orスタッフと交流する「コーヒーたいむ」は行いませんのでご了承ください。(事務局より)


2011年3月 8日

こっこちゃん ありがとう!


こっこちゃん ありがとう!

http://www.cocco.co.jp/blog/index201103_all.html

2011年3月12日

ポレポレ東中野での上映について


昨日の地震を、僕はポレポレ東中野で迎えました。
ニュースがまったくない中で上映&「コーヒーたいむ」を終え
歩いて3時間以上かけて深夜帰宅。
そこではじめて地震の規模を知りました。
被災された方々のことを思うと、言葉がでません。
たくさんの顔が浮かんできます。
被災者の方々には、心より哀悼の意を表します。
原発のこと――想定外という言い訳で逃げる専門家たち――
政策を抜本的に見直すには遅すぎるかもしれませんが
大きな転換期の中で、私たちはきちんとした選択をし
未来を築いていかなければなりません。


東京の映画館の中でも休映しているところがたくさんあります。
ポレポレ東中野での「森聞き」の上映について、どうするか
支配人の大槻さんとも話し合いました。


余震が続いていることもあり、上映自体を無くす事も検討しました。
が、上映を無くすことは、
「森聞き」を僕たち自身が今それをあまり必要とないものと思ってし
まっているような気がします。
「森聞き」が伝える世界は、いますぐに必要な情報ではありませんが、
未来を考えたとき、切実に必要なことを含んでいる映画だと思っています。
生きる知恵、生きのびる知恵と願いを 伝えています。
勿論、色々な考えがあると思いますが、
電力事情を踏まえ、無駄な電力を無くす努力をする、という形で、
スケジュール通りの上映を続けることにしました。
   ただしゲストトークは、ゲストの方々の事情があり、
   行われないことが多くなるかもしれませんのでご了承ください。


今朝も、ポレポレ東中野には、「ぜひ観たい」とお客様が足を運ばれていらっしゃいました。
省電力にするため、エアコンを使わず温度は毛布等で対応する、
館内照明は最小限にするなどの形で進めています。


最後に。
原発のことは実はかなり深刻との話を友人から聞いております。
東京が安全でなくなる事態を考えている知人もいます。
この観点から、上映方針の変更を行うかもしれません。
注意して情報を得て、またお伝えしていきます。

3/13 ポレポレ上映 休止について


先ほどのブログを書いた直後、
福島第1原発の建屋が爆発音とともに崩落。


東京でも放射線漏れの影響が及ぶ可能性があるため、
急きょ、明日の上映は休止させていただくことにしました。


3/14以降についても、状況が分かるまで休止させていただきます。


~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇


放射能は風向きによって雲のように流れていきます。
チェルノブイリの場合は、半径200キロ地点でも放射能汚染が劣悪な地域がありまし
た。
そこまで最悪の事態にならないように祈るしかありませんが、
放射能から身を守るための基本的な知識は、この機会に皆さん、持っておいた方が良
いと思います。
以下のサイトが参考になると思います。
◆よくわかる原子力 http://www.nuketext.org/manual.html

2011年3月16日

ポレポレ上映 再開について


震災後、一時休映もあった「森聞き」の東京での上映。
原発の危機も増すばかりです。
しかし明日から、ポレポレ東中野での上映の、ゲスト・トーク&「コーヒーたいむ」を
再開していきます。
その経緯をお伝えしたいと思います。


ゲスト・トークをお願いしていたNHKエデュケーショナルの矢内真由美さんから、
お便りをいただきました。


       自然を恨まず、敬意をもって
       もう一度見つめ直すことができるようになるまで
       時間はかかりますが、
       やらなければ、犠牲者に対して申し訳が立ちません。


矢内さんは、29歳のとき、カメラマンだったご主人を雲仙普賢岳の火砕流で失い、
以後、女手ひとつで1歳だった娘さんを大学生にまで育ててきた人です。
被災者でもある矢内さんの言葉は、胸に迫るものがあります。
「犠牲者」は、彼女の夫であり、彼女自身であるからです。


       『森聞き』のメッセージは普遍的なものです。
       自然と向き合う"人の真摯さ"を描いています。
       それは多くの人に、そして未来に伝えることが大事です。
       時間はかかるかもしれませんがじっくりと広がり、
       多くの人に胸に響くとも確信しています。
       "自然と人"敬いながら、謙虚な気持ちで向き合っていくこと
       今、まさにそのメッセージは多くの人に届くと思います。


矢内さんは、どのようにして「自然を恨まず、敬う」ことができるようになったのでしょう?
その心の軌跡を聞いてみたいです。


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阪神淡路大震災を経験した兵庫の杉浦健さんからは、
次のようなメッセージが届きました。


       こんな中でも映画を上映されて、
       お客さんがたとえ一人でも来られ、
       その方が上映後のトークを望まれるのでしたら、
       僕は伺いますよ。


「たとえ一人でも来られるなら・・・」


震災のどん底から立ち上がって来た人たちの言葉は ぶれないし、力強いです。


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また、僕の高校時代からの友人で、
今は重症心身障碍を持つ方を訪問介護している関原和佳子(通称「わか」)からも
次のようなメッセージをもらいました。


       地に足をつけて、おだやかに、相手を思い、
       祈りや願いを感じられるような場を持つことが大切に思います。
       あの映画と、ゲストトークがそのような場になれたらと、思いますよ。


「わか」が関わっている子供たちは、呼吸器や在宅酸素治療のため、
電気を必要としている方が多く、停電になった場合の備えに追われていますが
そんな中でも、「場」を大切にしたいと言ってくれています。


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いま、誰の胸にもかつてない不安、言葉にならない悲しみが
渦巻いていることと思います。
被災地の慟哭、原発周辺の住民の怒り。
東京に暮らす僕たちも、放射性物質の乗った風や雲に気を配りながら、
これから日常を生きていくことになります。
長期的な影響は避けられず、未来のビジョンを新たにしていく機会でもあります。


  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  

  ◇      明日、17日 10:30上映開始の回から           ◇
       
  ◆      ゲスト・トークを再開します。                  ◆

  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇ 


もちろん、ゲストの方々の中には、被害を受け、来ることのできない方もいらっしゃいます。フィンランド大使館のコイヴマー参事官からは、「震災後の対応に不眠不休で取り組んでいる」との連絡をいただきました。


ですから、ゲストは毎回ではありません。


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風の中での新たな日常。最悪の危機も去っていません。
しかし非常事態宣言が政府から発令されない限りは、上映をつづけます。
ただし、皆さん、いらっしゃるときは、放射能を浴びないよう、万全の注意をしてきてください。
【参考サイト】
◆よくわかる原子力 http://www.nuketext.org/manual.html
◆原子力資料情報室http://www.cnic.jp/(状況を解説、随時Ustream中継しています)
◆チェルノブイリ事故の範囲と比較 http://convini.ddo.jp/imguploader/src/up7882.jpg
◆田中優の'持続する志 「2011年3月15日 今日から空気は危険になる?」
http://tanakayu.blogspot.com/2011/03/blog-post_15.html
◆分かりやすい放射線の量 http://twitpic.com/49ao4a

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また輪番停電などの影響を受けることも予想されるので、ご出発前にポレポレ東中野のHPでご確認ください。◆ポレポレ東中野 http://www.mmjp.or.jp/pole2/

2011年3月18日

上映時間変更と ゲスト追加 のお知らせ

3月17日から 「森聞き」は本格的に上映を再開しました。
その経緯は、以下をお読み下さい。
http://www.himeyuri.info/kantoku_blog/2011/03/pole2_saikai.html


3月21日(月曜)からは、上映時間が変更となりました。
   (1)10:30~  (2)13:20~


電車運行の混乱のため、夜の時間帯の上映をやめたいとの
ポレポレ東中野さんの意向を踏まえたものです。
たびたびの変更で申し訳ありません。

~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

来館していただけるゲストの追加情報です。

 * 3/19  13:20の回 関原和佳子さん(重度訪問介護)
 * 3/20  13:20の回 河西瑛一郎さん(高尾の森づくりの会代表)
 * 3/21  10:30の回 杉浦健さん(大阪ボランティア協会「Volo(ウォロ)」編集委員)

~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

3/20  10:30の回 嵯峨生馬さん(アースデー・マネー)は
「被災者ホームステイ」というプロジェクトを立ち上げていました。
その対応でお忙しくなり、急きょ、トーク休止となりました。
http://earthdaymoney.org/topics_dt.php?id=390

2011年3月30日

ポレポレ 残り3日間


「森聞き」、東京・ポレポレ東中野での上映も、
残りあと3日間。


「森聞き」に出演してくれた中山きくの(当時高校1年生)が
新たな志を抱いて、宮崎から上京。
わが家に滞在しながら、
留学のための勉強方法を模索するとともに、
ポレポレにも顔を出してくれている。


震災後、映画館を訪れてくれたお客さんたちと
対話を重ねる中で、
今こそ、「集約型」から「分散型」へ。
労働や生きがいをめぐる価値観を転換させ、
異なる経済・生活モデルを構築する時だという
思いを深めている。

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