朝6時に起きると、
クニ子ばあちゃんはすでに「よそ行き」に着替えて
「おはよう」と笑顔で僕らの部屋にやってきた。
宮崎の映画館に行くのが、ほんとうに楽しみなんだ!
5時に起きて準備をしていたという。
7時に椎葉を発ち、台風が近づく大雨の中、
車で5時間かけて宮崎市へ。
映画館を運営するNPOの若いスタッフ(名田・門田・青松さん)と
昼食を兼ねて打合せ。
クニ子ばあちゃんは、上気していて、
車の中でもずっと僕らに植物の話をしていたが、
映画館のあるショッピングセンター内の中華レストランでも
楽しそうに語っていた。
13時半、いよいよ「森聞き」上映。
台風の中、果たしてお客さんが来てくれるのだろうかと心配していたが、
ほぼ満席。
キネマ館の若いスタッフたちが努力して告知をしてくれただけでなく、
宮崎日々新聞でも大きく記事を掲載してくれていたからだろう。
クニ子ばあちゃんが一言挨拶してから、映写が始まった。
僕は、おばあちゃんの隣で観ていた。
クニ子ばあちゃんは大笑いしながら、満面の笑顔でスクリーンと向き合っていた。
去年、クニ子ばあちゃんの家の庭で「森聞き」野外上映をしたときは、
ばあちゃんは、映画内で語る言葉と同じ言葉を、
スクリーンの中の中山きくのちゃんに向かって語っていたが
(大画面だったので、スクリーンと現実が融合して、
思わず、スクリーン内の中山さんに言い聞かせたくなったのだろう)
きょうは映画を観るのが2回目だったので、
画面に大声で語りかけることはなく、
笑いながら楽しんでいた。
お客さんの反応もとても良く、
どよどよ、がやがや、わいわい。
上映とトーク終了後、ロビーに出たら、
広島から、ちぴぴがご主人と。
わざわざ飛行機で観に来てくれたという。
みなさん、ありがとう。