おとといの晩、仙台・松島のロケから戻った。
帰京してみると、静岡県掛川市の山奥にある
「原泉・さくら咲く学校」から、
映画「森聞き」の上映報告とアンケートが届いていた。
廃校となった小学校の跡を、地域づくりの拠点にしようと作られた
「原泉・さくら咲く学校」。
その活動の一つとして、夏の上映会を行なった。
天気が良ければ、グラウンドで野外上映を行なう予定だったけど、
あいにくの雨で体育館内で上映。
でも、山あいの風は涼しく、クーラーがない体育館は
まるで屋外のようだったという。
この屋外上映に備えて、僕たちは
「森聞き」の全編字幕付きバージョンを作った。
方言や高校生たちのつぶやきなど、聞き取りにくい言葉を補うために
全編に言葉を補う字幕を付けたバージョンだ。
ただし、字幕がつくと、不思議なことに、観る人はどうしても
文字を読んでしまい、語っている人の表情を観てくれない。
そこで、「さくら咲く学校」の主催者の方には、
「字幕つき版と通常版の両方を送りますから、
テストした上で、どちらかを選んで上映してください。
できることなら、字幕なしの通常版でお願いします」
とお願いした。
結果的には、字幕なしの通常版を上映してくださったとのこと。
屋外に近い環境で聞き取りにくいところは多々あったようだけど、
アンケートからは、皆さんが映画とじっくり対話してくれたことが伺われ、
嬉しかった。
「全編完全字幕付き版」――聴覚障害者のための上映などにも使える。
必要な方は、映画「森聞き」の事務局、大兼久(おおがねく)にご相談ください。