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「千年の一滴」制作秘話 #002


『千年の一滴 だし しょうゆ』の撮影でメインに使ったカメラは、
SonyのFS700という機材。


NEX-FS700JK.jpg


カメラマンの春日井康夫さんと議論をして、決めた。
一緒にカメラ・ショップをまわり、
営業の人たちから説明を聞き、編集の段取りなども考えた上で選んだ。
2012年3月のことだった。


フランスでの放送は決まっていたが、
NHKでは提案採択が決まっていなかった。
   (NHKのプロデューサーは強力にバックアップしてくださっていたが
    最終決定を得るには幾つも会議を経なければならない・・・)
でも、醬油の仕込みが始まってしまう・・・。
取材する醤油屋さんは、
春の桜の季節にしか麹(こうじ)を作らない・・・。 


新しい表現にトライをしたい。
ふだん見えないものを見てみたい。
だがトータル予算の見込みは立っていなかった。
祇園の料亭の加藤宏幸さんが
「お金がなければ、うちの2階に寝泊まりすれば良い」
と言ってくれた。
ありがたかった。
当時このカメラはレンタルもなく
小さな小さなプロダクション・エイシアとしては
思い切って決断して購入した。
   (放送局の使うカメラの10分の1の値段だけれど)


なぜ、このカメラを選んだの??
ハイスピード撮影という、1秒間を1分ぐらいにする
「超スローモーション」ができるからだ。
でも、このカメラは、ドキュメンタリーの現場では使いにくい側面もあり
「やめた方がいい」という友人からのアドバイスもあった。
この「使いにくさ」が、結果的には、強い映像表現につながって行った。


きょうは、『メイシネマ・秋の上映会』に、
岩佐寿弥作品特集に行くので、ここまで。
毎日ではなく、仕事のあいまに、書けるときに更新していきます。


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2014年11月23日 20:58に投稿されたエントリーのページです。

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