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ポレポレ壁プロジェクト アーカイブ

2008年06月01日

《ポレ壁》 皆で飾ろう ポレポレ東中野の壁

皆さん、ポレポレ東中野(東京の映画館)での劇場公開にあたり、
今年は、映画館の壁面を、皆さんからの寄せ書きや作品で飾りたいと思っています。

名づけて 「ポレポレ壁プロジェクト」

以下は、企画を担当してくれている宮沢かなえさんからの、
応募要項です。
どなたでも、遠くの方でも参加できます。
ぜひ、気軽に応募してください。


  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

    

    今年はポレポレ東中野の劇場に下りる階段のところを 
    皆さんからの想いのこもった言葉や作品で飾りたいと思います。
    そのときのキーワードが、「空色 海色」。
    壁面を「空色 海色」で繋ぎたいのです。


    参加方法は以下の2つのどちらかを選んで応募してください。(両方でも可です)

      1・百年後に贈りたいなにかを、空色海色で作って参加する。

         描いても 写真でも 切り貼りしても布でもなんでもかまいません。
         動物でも景色でも模様でも大丈夫です。
         他の色が入っていてももちろんよいです。
         ただし展示方法やスペースの問題もあり、
         重たいものや大きすぎるものは飾れません。
         目安としては最大でB4サイズぐらいまでで
         スチレンボードくらいの軽さまでならOKです。
         もちろん小さいものも大丈夫です。

      2・「100年後の毎日に贈りたいこと」をハガキに書いて送ってください。
         ハガキにペンで書くのみでもよいですし、
         青い紙に書いて送ってくださるでも青ペンや絵の具でもよいです。


    どうして空色、海色で繋ぎたいのか。
    こんな言葉がありました。
    「アオイソラ ヒロイウミ」
    戦争の後沖縄で子供達のために青空教室が始まって、
    やがて配られた初めての教科書
    その最初のページに書かれていた言葉です。
    そこから子供達の日常が始まりました。
    それを見守りながら、ひめゆり生き残った学生さんたちの中にも
    教師としてその1ページをめくった方々が多くいらっしゃいました。

    そこから途切れることは無く、今の私たちにも日常が続いています。
    学校や仕事に出かけたり、ご飯を作ったり、歌ったり、
    時々喧嘩もしたり、落ち込んだり笑ったり。
    一人一人の尊い時間。


    映画を観に来た人たちも、ひめゆりの真実に触れた後戻っていく場所は、
    やはり特別な場所ではなくて、ひとそれぞれそこにある日常なのかもしれません。
    未来は毎日の繋がった先に、いつもあります。
    ひめゆりを感じながら、いろんな人の存在を感じながら
    「アオイソラ ヒロイウミ」の空と海の色で繋いでみたいのです。

 
    「今年はみんなで楽しくできたらいいね」
    柴田さんもそんなお話をしていらっしゃいました。

    映画に寄せられる感想や、ボランティアスタッフの中でも
    時々「わたしにできること」を考えて陥ってしまったりもする、
    無力感や罪悪感があります。
    でも、肩肘張らずに、自分の場所、存在を感じられるところで
    ちょっと楽しんで参加していただけたら、それがなによりと想います。
    ひめゆりにこめられた祈りは、きっと一人一人の毎日に
    贈られているものでもあるからです。


    ぜひ多くの方に参加していただきたいです。

    期日は、できましたら6月11日までにプロダクション・エイシア宛てに
    送っていただけるとありがたいです。
    それ以降でも上映期間中であれば飾ることはできますが
    到着後すぐの日付で展示できるとは限りません。
    名前等、掲載を望まない場合はその旨をお伝えください。
    名前か、性別くらいが可能であれば掲載させていただこうと想います。

    あて先 202-0015
        東京都西東京市保谷町2-7-13
        プロダクション・エイシア
           空と海 担当  宮沢かなえ


                ※集めたものは6月13日夕方からポレポレ東中野で展示を始めます。
                 展示方法はこちらに任せていただくか、
                 6月13日夕方に、ポレポレ東中野までお越しください。
                 またお送りいただいたものは返却はできませんので、御了承ください。


    
      ↑ 去年はみんなで建物いっぱいに看板を作った。
         今年は建物の内部の階段空間を、皆の想いのこもった「空色・海色」で飾りたい・・・


  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

打合せのときに かなえさんと話していたのだけど、
「10年後」でなく「孫に残したい」でもなく、「100年後」という未来は、
ひめゆりのおばちゃん、そして僕たちが、同じ立場で考えられる、
ちょっと先の未来の日常。
(ちょっと遠いようだけど、
 僕たちもひめゆりのおばちゃんたちも共に存在していない、いちばん近い未来)
そんな次の世代の日常に思いをはせながら、
今の日常をふりかえってみたい、
今の日常で大切なものをもう一度見つめなおしてみたい、という意図です。
ふるってご参加ください。

2008年06月02日

ポレポレ壁 サンプル(1)

ポレポレ壁プロジェクト、2番目の場合の参加の例です。

   (テーマ)
      2・以下のことをハガキに書いて送ってください。
          「100年後の毎日に贈りたいこと」

   (参加例)
       「夏の朝のにおいがすき。だからこういう朝が100年後にもあったらいいな」

       「手紙を贈りたい。パソコンよりもっとすごい方法もうまれてるかもしれないけど
        手紙もいいよ」 
 

少しイメージ湧くかな?

ポレポレ壁 サンプル(2)

  ポレポレ東中野の「壁プロジェクト」のサンプル、かなえさんが作ってくれた。

     

     

     

     

     

2008年06月03日

《ポレ壁プロジェクト》 初出品 遠藤さんから

ポレポレ壁プロジェクト、初めての応募があった。

    

出品者、遠藤さんからのメッセージ。

     こんばんは!
     ポレポレ壁展示用の作品を提出します。

     タイトル「Blue×Blue」

     私が100年後に贈りたいものは、まさにこの青い空と広い海です。
       (ベースの写真は新婚旅行で行ったモルディブの島)
     一番高いところでも海抜3mに満たないモルディブの島々は、
     温暖化で海面が1m上昇すると国土の80%が水没してしまうそうです。

     この嘘みたいな青い空と嘘みたいな広い海に、私の人生を変えた
      (というと大げさですが)小さな言葉を添えて贈ります。
     「Stop searching forever, happiness is just next to you.」

     10年くらい前、まだ探索期の真只中にいた私は、Fortune Cookie
     (アメリカの中華料理屋さんで最後に出てくるクッキー)の中から
     出てきたこの言葉に出会って初めて光が見えた気がしました。

     その小さな言葉は、10年経った今日も、私に一番近い場所で、
     一緒に歩いています。そしてきっと100年後も。

          遠藤

  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

遠藤さんは昨年8月15-16日のCoccoさんとの上映会で『ひめゆり』を観た。
そして今、『ひめゆり』を観る会の事務局で、週3回、
限りなくボランティアに近い形で、上映の手伝いをしてくれている。

実は、遠藤さんは「社長」でもある。
インターネットを使ったブライダル指輪の通販事業を行う会社を
昨年12月に自ら起こし、その準備の合間に僕たちを助けてくれている。
将来は、事業を通して、「結婚」という人生の喜びにかかわりたいという。
この出品作をみて、遠藤さんの夢の出発点が見えたような気がする。
遠藤さん、ありがとう。

2008年06月04日

《ポレ壁》 看板娘たち出没! 作業中

ポレポレ東中野、壁プロジェクト。
看板娘たち、エイシアの事務所に出没。
なにやら準備中。

 


 「柴田さん、パパラッチはやめてください!」(さき&たみ)   

 「多数のご応募、お待ちしています・・・・」(宮沢かなえ)

2008年06月09日

《ポレ壁》 参加作品から

きょう《ポレポレ壁プロジェクト》宛に届いた参加作品を紹介します。

KOZUEさんの作品
 
     KOZUEさんからのメッセージ
        十数年前、広島に行きました。数年前、沖縄に行きました。
        そして昨年8月15日、四谷で行われた「ひめゆりの風」に行きました。
        私にできることは何だろう?
        ずっとずっと想っていて、でも結局、想うだけの日々でした。
        今回のこの企画を知り、やっと行動ができると思いました。
        「空色 海色」に私の全てで、実際に活動しているみなさんの
        呼びかけに応えられると思いました。
        私は絵を描いています。まだそれで生活はできていないのですが・・・。

        私は100年後に贈りたいものは「花」です。
        100年後、この大地に当たり前に花が咲いていることを、
        戦いや災害などで傷付いた大地が花で満ちている未来を
        願っています。
        またそれを美しいと、守りたいと想う気持ちを失くさない、
        奪われない世界であって欲しいと思います。


とっても素敵な絵で、写真では魅力が伝わらないのが残念。
またKOZUEさんからは、沖縄で撮った4枚の写真、
青い空、青い海の写真も添えられていた。ほんとうにありがとう。


東京都杉並区の肇子さんから。
 
     肇子さんからのメッセージ
         私が住んでいて、柴田監督の叔母様が住んでいて、監督も住んだことのある
         杉並区西荻北地域のランドマーク、樹齢200年の大けやき「トトロの樹」が
         伐採の危機にあります。
         ポレポレ壁プロジェクト「空と海」とは少しずれているかもしれませんが、
         かまわず送ります。
         これはちょっと・・・・なら処分してください。
         映画「ひめゆり」再上映と壁プロジェクトが盛況でありますように。


「トトロの樹」のある西荻窪は、僕の母の実家があったところで、
僕も中学生の頃、事情があって、親元を離れて叔母の家に預けられていた。
その近くにある、子供4人でようやく抱えられるような大木が、いま伐採の危機にある。
「トトロの樹」は、100年という時間をイメージするモノサシでもあり、
命を考える大切な「贈り物」だと思う。
ありがとうございます。


  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

《ポレポレ壁プロジェクト》は、送っていただいた作品を「審査」することはせず、
基本的に、ポレポレ東中野のスペースが許す限り、すべて飾るというのが、
このプロジェクトを考案した宮沢かなえさんの方針。
ただし、極端な政治スローガンは
展示を見送りることもありますので、ご了承ください。

2008年06月10日

《ポレ壁》 参加作品から(2)

昨日につづき、《ポレポレ壁プロジェクト》に届いた作品を紹介したい。
僕が忙しいので、カメラできちんと撮る余裕がなく、
写りが悪いこと、ご容赦ください。 


東京都の小学生、光君の作品
 
      テーマは、「夢・希望・愛」

お母さんといろいろおしゃべりしながら、作ってくれたそうだ。
どんな会話をかわしたのだろう・・・・・。
『ひめゆり』をきっかけに親子で話ができるなんて、とっても素敵だ。


広島のちぴぴさんの作品
 
   ちぴぴさんからのメッセージ。
      東京へ行くのはムリだけど、こんな形なら私も参加できる。
      久しぶりに針箱を見たら、曲がった針と錆びた針しかなかったけど
      チクチクするのは楽しかったです。
      百年後の子供たちに子守唄の夜を届けたい・・・・。

僕の写真が下手なので分かりにくいけど、
布のポケットの中には、ちぴぴさん自作自演の子守唄のカセットテープが
入っていた。
これ、みんなにどうやって聴いてもらおうかな・・・。


そういえば、ひめゆりのおばちゃんたちの中で、
戦場に針箱を持って行ったという人が、何人かいる。
ちぴぴさんが錆びた針を動かしたとき、
その手の上で、63年前の少女たちの思いも
そっと添えられていたのかもしれない。


  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

「締切に間に合わないけど、これから送ります」というメールを
いくつもいただいている。
締切は気にしないで!!  大歓迎です。

  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇  ~  ◆  ~  ◇

明日、あさってと、僕は出張で東京を離れる予定。

2008年06月12日

《ポレ壁》 ひめゆりの良子さん、初子さん、美代子さんからの「100年後に・・」

いま那覇空港。
岡本央さんが撮ってくれた写真と、掲載された「サンデー毎日」誌を持って、
4月に新たに撮影をさせてもらったひめゆりのおばちゃんたちを訪ねた帰りだ。


皆さん、とっても喜んでくれた。
「プロが撮るときちんと撮れるんだねえ」
やはり女性だ、80歳を過ぎて撮られた写真だけに
シワだらけに映っていないかも心配になる。
そういう、少女らしさを今も残しているところが、とっても素敵だ。


今回は本当に時間がなくて、ひめゆり資料館に寄る時間もなかったけど、
3人のひめゆりのおばちゃんたちから、
「100年後に残したい毎日」を聞いてきた。
良子さん、初子さん、美代子さん3人で話し合った結果の共通意見だ。


①自然: 
  とくに川遊びのできる川 (エビ・カニのいる川)

②ウーマクー(わんぱく坊主、のびのびとした子供)
   型にはまらない腕白な子供ほど、情がある。
   「おりこう」にしていると、内にこもって、爆発してしまう。
   いつまでも「ウーマクー」がいて欲しい

③三世代同居の家族 (あるいは、何世代もの人が一緒にいる暮らし)


③に関連して、美代子さんは最後に「できれば子供を2人以上産んで欲しい」
とも言っていた。


80年以上生きてきた今の日常生活の中で、
大事だなぁ、いつまでも続いて欲しいなあと思うことだという。

2008年06月14日

《ポレ壁》 展示完了

「100年後の毎日に残したいもの」をテーマに作品や言葉を募集した《ポレポレ壁プロジェクト》。
13日の夕方7時から、ポレポレ東中野で展示の作業を始めた。
   

 

1階からスクリーンのある地下2階へ
青い作品でつながっていく。
 「青い空・・・」の教科書も展示。 

  
個性あふれる作品たち・・・。紅型で染めた「沖縄の海と魚」もあった。


かなえさんは、沖縄の戦後すぐ、浜辺ではじまった青空学級を描いた。

 
ポレポレ東中野の階段の壁を埋め尽くした、皆さんからの作品たち。


多数のご参加、ありがとうございました。
作品詳細と、同封されていたメッセージは追って紹介します。

深夜、作業終了。 ボランティアで手伝ってくれたみんな、ありがとう。
 (真ん中の男性は、上映担当の富士さん)
さあ、いよいよ、東京(ポレポレ東中野)、川崎(アートセンター)での上映が始まる。

2008年06月15日

《ポレ壁》 追加展示について

多数の応募をいただいている《ポレポレ壁プロジェクト》。
予定していた壁に展示終了後も、多くの作品をつぎつぎと寄せていただいています。
階段の壁に張り切れない分は、
6月23日に予定している特別イベントの会場に
展示します。
ですから、「もう締切だろうから」と遠慮しないで
送ってください。
この企画、10年続けられたら、国立美術館で企画展できるんじゃないか?
 (こくりつ? くにたち?)
などと冗談言いながら、集まった作品ひとつひとつをいつまでも大切にしていきます。

2008年07月17日

いよいよ出雲へ

あさって19日は、出雲へ。
松江での上映会だ。


僕にとって、松江というと、
すぐにラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が思い浮かぶ。
1890年に来日したアイルランド系ギリシア人ハーンは、松江の中学英語教師として赴任、
そこで小泉節子と結婚。
後に、東大の英語教師などを経ながら、数々の文芸作品を残した。
彼が、妻節子から聞いた話をもとに書いた「怪談Kwaidan」は
僕の大好きな小説のひとつで、
3、4年に一度は本箱から「怪談」文庫本を取り出して読んでいる。


出雲空港には、若いNKさんが迎えに来てくれるという。
NKさんは、「100年後に贈りたい」プロジェクトで、
こんな作品を送ってきてくれた。
       
      「海の見える保育園です。
       朝。お母さんと離れるのが嫌で泣いてくる子、
       ねむくてしぶしぶ来る子、いろいろにぎやかな朝です。
       『さんぽにいこう』 『虫さがしするか』 『くわの実食べてよ』
       そんな朝の呼びかけで、みんなの表情がいきいきとかわります。
       こんな毎日がこの子達が大きくなってもつづきますように。」


松江の上映会は、東京で『ひめゆり』を観たNKさんが、
まわりの友人たちに相談、
その一人、BTさんが広島・横川シネマに「どれどれ」と観に来てくれて、
そこから「上映しよう」と輪を広げてきた。


さあ、どんな上映会になるのだろう。

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